2024/10/08
赤外線を利用した次世代のサバゲー!?ファスガン体験レポート
次世代のサバゲー!?ファスガン体験レポート
2024年8月12日に和歌山県にあるアウトドアフィールド「バトルランド1」にてファスガンを使用したサバイバルゲームが開催された。ファスガンとは赤外線を利用して勝ち負けを判定できるデバイスのことで、このデバイスをエアガンに装着して光線銃化することで、BB弾を発射せずにサバイバルゲームができる。デバイスの有効射程は屋外で200mにも達するという。今回はファスガンの魅力を紹介するとともにゲームの様子をお届けしよう。
ファスガンとは【First Sniper (LED)Gun】の略で、専用のデバイスを使った赤外線サバゲだ。原理で言えばテレビとリモコンの関係性と同じで、ジュラルミンの削り出しと3Dプリンタで製作された送信デバイスをエアガンに取り付けて、頭に4つの受信機を備えたデバイスを装着することでプレイする。BB弾は発射せず、エアガンの空撃ち動作をデバイスが検知して赤外線を照射する。
ゲームルールに応じてそれぞれのデバイスにヒットポイントの設定をすることができ、すべてはデバイスで管理されている。そのためゾンビ行為が起きにくく、BB弾を発射することもないので、遊ぶ場所を選ばない、よりクリーンなゲームプレイができる。
弾が出ないファスガンではリロードタイミング(弾が切れた後の復帰のタイミング)の設定を変更することができる。例えばアサルトライフルだと装弾数30発でリロードにかかる時間を短くして、LMGでは装弾数を300発してアサルトライフルよりリロードにかかる時間を長くする。スナイパーライフルは攻撃力が高い代わりに装弾数を5発してリロードにかかる時間をさらに長くするなどだ。使用する銃ごとに設定を変えることで、よりリアリティのあるゲームが展開された。
赤外線サバゲと言えば他社製品の「B2i」もあり、どちらも同じ仕組みではあるが、B2iはスマホアプリを通してヒットポイントやタイムの表示や管理ができたり、専用の銃もあってサバゲをしたことのない方も気軽に体験できるのが魅力だろう。一方、ファスガンの場合はアプリがない分、デバイスさえ取り付けたら普段のサバゲと同じようにプレイすることが可能、デバイス類の耐久性もあって屋外で場所を選ばず超長距離での戦闘を楽しめるためサバゲ経験者向きであると感じた。どちらもそれぞれの特徴があって楽しめるので、触れる機会があればぜひ体験してみてはいかがだろうか。
●TEXT&PHOTO:Sasugo
●開催日:2024年8月12日
●開催場所:Battleland-1
●参加者:43名
●主催:ミリタリーショップ FIRST SNIPER
この記事は月刊アームズマガジン2024年11月号に掲載されたものです。
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