2024/07/31
モーゼルC96をモデルガンで再現「A!CTION CUSTOM WORKS モ式大型自動拳銃」
ある日本軍下士官の記録をもとに製作
A!CTIONのダミーカート式モデルガン・モーゼルC96レッド9をベースにしたモ式大型自動拳銃(以下モ式)がA!CTION CUSTOM WORKSからリリースされる。実銃のモ式は、日中戦争で日本軍が鹵獲した7.63mm口径のモーゼルC96をモ式の名称で制式採用したもので、中国本土だけではなく日本国内にも持ち込まれた。
今回再現されたモ式は、日本軍の下士官だった方の、昭和18年9月1日の日記に記されていた内容と、遺族の方が下士官であったおじいさまから聞いていた話が元になっている。とある博物館の戦争展用として作られたが展示中止となり、限定生産というかたちで市販されることになったという。
和服が収納された衣装箱のような桐箱を開けると、美しくブルーイングされたモ式が現れる。日記には「別珍張りの桐箱に入り、よく整備されたモ式は、それは素晴らしく猛々しく、青白く光っておりました」と書かれており、銃の質感や、銃が入っていた桐箱や別珍(布の種類)などが再現されている。
7.63mm口径仕様を再現するために、リアルな刻印の打刻はもちろん、円錐状に中央が盛り上がったコーンハンマーや1,000mリアサイト、さらに「ブルームハンドル」の名称の元になった木製グリップを装着。遺族の方の話をもとに漢字で実包名が記された紙製のカートリッジボックスには7.63mm弾が15発収められている。歴史を感じさせるモ式大型拳銃は限定10挺となっている。
A!CTION CUSTOM WORKS
モ式大型自動拳銃
DATA
- 価格:¥154,000(10挺限定、桐箱、専用紙箱入りモ式実包ダミーカート15発付属)
- お問い合わせ先:エム・アイ・イー総研アクション事業部
※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2024年9月号に掲載されたものです。
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