エアガン

2024/07/30

“リクエスト型カスタムショップ”第1弾「A!CTION CUSTOM WORKS コルトM608 モデルガン」

 

マニアックなコルトの試作サバイバルライフルを再現

 

 「こんなモデルガンが欲しいけど、マニアックなモデルなので欲しい人が5~10人くらいしかいないのでは?」という要望に応えるために始められたA!CTION CUSTOM WORKSが始めた「リクエスト型カスタムショップ」。その第1弾として発売されるのがコルトM608モデルガンである。

 

A!CTION CUSTOM WORKS コルトM608 モデルガン

 

 実銃のコルトM608はM16A1をベースにベトナム戦争時、航空機パイロットの緊急脱出時のサバイバルライフルとして設計され、当時の主力戦闘機であったF-4戦闘機の射出座席内にテイクダウンした状態で収納できるようなっていた。結局、制式採用にはならず10挺ほどが作られただけの幻のバリエーションである。

 

A!CTION CUSTOM WORKS コルトM608 モデルガン
M608のフラッシュハイダーは2種類あり、A!CTION CUSTOMWORKSが再現したのは初期型のラッパ型

 

A!CTION CUSTOM WORKS コルトM608 モデルガン
大胆にカットされたスタビタイプのショートグリップは緊急時用とはいえお世辞にも握りやすいとは言えない

 

A!CTION CUSTOM WORKS コルトM608 モデルガン
ストックは一見すると伸縮できそうだが実は固定式。のちに登場するCAR-15のリトラクタブルストックを使えばもっとコンパクトにできたのではないかと思ってしまう

 

 そんなレアモデルをMGCの金属製モデルガンM16A1をベースに再現。今となってはベースガン自体が貴重品であり、読者の中には初めて見る方もいるのではないだろうか。資料が少ない1970年代に製造された製品だけあって実銃とは異なる箇所が多く、今回コルトM608を再現するにあたり、実銃と異なる形状だったボルトフォワードアシストはオミットされて、レシーバーは再刻印されている。特徴的なグリップ、円筒形のハンドガード、初期型に装備されていたラッパ型のフラッシュハイダー、固定式のストックは新規に製作されている。

 

A!CTION CUSTOM WORKS コルトM608 モデルガン
ハンドガードは円筒形を採用。2000年代に登場したPRI製ハンドガードに似た雰囲気

 

A!CTION CUSTOM WORKS コルトM608 モデルガン
実銃と異なる箇所が多いアッパー/ロアレシーバー。各部の刻印は新たに打刻されている。ちなみにセレクターレバーは中央がセーフになっている

 

A!CTION CUSTOM WORKS コルトM608 モデルガン
MGCのM16A1のフォワードアシストノブは実銃とは異なるのでA!CTION CUSTOM WORKSはオミットして実銃の雰囲気に近づけている

 

 カートリッジは付属しないものの排莢専用品を2000番台のアルミ素材で製作予定とのこと。販売数はわずか限定10挺だ。欲しい方は早めに予約しよう。

 

A!CTION CUSTOM WORKS コルトM608 モデルガン

 


 

A!CTION CUSTOM WORKS
コルトM608 モデルガン

 

DATA

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2024年9月号に掲載されたものです。

 

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