2019/04/17
タナカ「コルトS.A.A. 7-1/2インチキャバルリー(2nd)デタッチャブルシリンダースチールフィニッシュガスガン」製品レビュー
メタリックな美しさに見とれる長銃身モデル!
写真は試作品です。量産品とは細部が異なる場合があります
●戦後ウエスタンブームの主役
永遠の名銃、コルト・シングルアクションアーミー(SAA)は1873年の発売以来、146年経過した現在もなお作り続けられている超ロングセラーだ。一般には製造時期によって世代分けされ、製造が始まった1873年から第二次大戦で中止された1940年までのファーストジェネレーション、西部劇人気などで製造が再開された1957年から1975年(1978年という説も)までのセカンドジェネレーション、そして現在も作り続けられているサード(フォースとする人も)ジェネレーションがある。もちろん戦後の西部劇人気を支えたのがセカンドジェネレーションで、もっとも美しいSAAと評価する人も多い。
すっと伸びたバレルは7-1/2インチならでは。もっともバランスがいいという人も多い
サークルなしのランパントコルトに、2行のパテント表示
グリップはいわゆるイーグルグリップで、ファーストジェネレーションから使われていたタイプ
リアサイトはスクエアノッチで狙いやすい。シャープなサイトピクチャーが得られる
●撃って良し、飾って良し
タナカは前回の4-3/4インチ、5-1/2インチに続いて、7-1/2インチのセカンドジェネレーションもスチールフィニッシュで発売する。実際には衝撃にも強いABS樹脂が使われているが、見た目はほとんど金属だ。鋼鉄にしか見えない。パーティングラインは丁寧に消され、磨き上げられて表面にはヒケや歪みもまったくない。鏡のようだ。飾ってもオモチャっぽくなく、インテリアとしても最適。しかも作動はキッチリ正確で、まるで精密機械。さらに実銃のようにセンターピンを抜くことでシリンダーを外すこともできてしまう。違いがわかる人の通な一挺だ。
ガス注入にはシリンダーを抜いた方が早くてやりやすい
DATA
- 全 長:365mm
- 全 高:132mm
- 全 幅:42mm
- 重 量:730g
- 装弾数:6発
- 価 格:¥27,864(どちらも4月中頃発売予定)
- お問い合わせ先:タナカ
TEXT:アームズマガジン編集部
PHOTO:須田壱(スタジオゼット)
MODEL:本上みらの
HAIR&MAKE UP:伊達美紀
撮影協力:サバイバルゲームフィールドSAVAS
この記事は月刊アームズマガジン2019年5月号 P.85より抜粋・再編集したものです。