2024/04/17
【実射動画】一〇〇式の試作モデルがトイガン初のモデル化!「S&T 一〇〇式機関短銃(改修三型)」
一〇〇式の試作モデルが登場!
今回紹介するエアガンは香港のトイガンメーカー、S&Tが発売する一〇〇式機関短銃(改修三型)のエアガンだ。第二次大戦中、日本陸軍が落下傘部隊など一部の部隊に配備していたことで知られる一〇〇式機関短銃は、かつてタナカがモデルガン化してはいるものの、エアガン化されることはなかった(実銃の資料や現存数の少なさも理由かもしれない)。
そんな中、ついにS&Tによってエアガン化された一〇〇式機関短銃(以下一〇〇式)。そもそも実銃はどんな銃なの? と思われる方もいるかもしれないので、最初に実銃の話もしていこう。
この一〇〇式は大きく分けて3種類存在する。「初期型」「前期型」「後期型」だ。初期型はプロトタイプであり、つまり試験的に使われていたモデルだ。その結果をもとに一部改修され生産されていったのが、前期型と後期型となる。
今回S&Tがモデル化したのは一〇〇式の中でも「初期型」に分類される「改修三型」。ちなみに、以前タナカが発売したモデルガンは「前期型」になる。
初期型ということもあり前期型と大きなスタイルは変わらなくとも、細かいところで違うポイントが見られるので少し紹介しよう。
・バイポッドを装備している
・トリガー上に付いているテイクダウンピンがない(テイクダウンできない)
といった点が前期型と異なる初期型の特徴だ。
ここから銃の特徴を解説しよう。
やはり目につくのは銃のフロント下部に銃剣止め(バヨネットラグ)を備えている点。そして丸い放熱孔を多数備えるバレルジャケットは、当時のサブマシンガンに多く見られるスタイルだ。
バレルからレシーバーに目を移すと凸状になっている部分がある。ここは本来バレルとレシーバーが分離する位置だが、補強されこのような見た目になっている。
そしてコッキングハンドルを引くとダミーボルトカバーが後退し、ホップアップを調整できる。
レシーバーはバレルの短さに対してかなり長くなっており、少し不思議なプロポーションに。そしてレシーバー後部の右側にはボルトを外すためのレバーがある。
サイトはサブマシンガンながらも小銃(ライフル)のようなタンジェントタイプを持つ。
そして一〇〇式といえばなんと言ってもこのマガジンだ。MP18やスターリング、STEN Mk2等のようにマガジンが左側面に突き出している。かなり湾曲した形状のマガジンだが、これはボトルネック形状の8mm南部弾を使用するためである。
レシーバーからストックにかけてのパーツはリアルウッドだ。サブマシンガンながらも小銃を思わせるデザインになっており、近接戦闘だけでなく、ある程度長い射程で撃つことも想定していたことが窺える。
実射
機関短銃(サブマシンガン)だがストックの長さから構えるとかなりライフル感が強く長いので、現代のサブマシンガンやSTEN Mk2等を想像して持つと大柄だ。タンジェントタイプのサイトが付くのも頷ける。
射撃自体はスタンダートな電動ガンなので至って普通である、ただ少し発射レートが落され、発射音がぐぐもった感じとなり雰囲気はある。
初期型を再現したS&T「一〇〇式機関短銃(改修三型)」は、トイガンとしても前例がないモデルとして貴重だ。
日本軍スタイルのサバゲーマーや、他の人と被りにくいエアガンが欲しい人は検討してみてはいかがだろうか?
TEXT:アームズマガジン編集部
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