エアガン

2024/03/11

SR-25の最新バージョンを電動ガンで再現「E&C KAC M110K2 電子トリガー搭載電動ガンデザートカラー」

 

SR-25の最新バージョンを電動ガンで再現

 

 数ある銃器カテゴリーの中で最も進化を続けているといっても過言ではないのがスナイパーライフルのカテゴリーだ。イラク・アフガニスタン戦争以降の狙撃形態の多様化に伴い、軍だけではなく法執行機関においてもスナイパーライフルの進化と変化が著しい。そして、そんなスナイパーライフルを再現したエアガンも数多くリリースされている。ここではそのエアガンの中から編集部が注目したモデルをご紹介する。

 今回紹介するのはE&CのKAC M110K2 電子トリガー搭載電動ガン デザートカラーだ。

 

 


 

E&C

KAC M110K2

電子トリガー搭載電動ガン

デザートカラー

 

 

DATA

  • 全長:890mm/970mm(ストック伸長時)
  • 重量:2,915g
  • 装弾数:94発
  • 価格:オープン
  • お問い合わせ先:キンワ e-mail:sales@kinwa-co.jp

 

電動ガンで再現された
デジグネイテッド・マークスマン・ライフル

 

 E&Cが電動ガンで再現したこのモデルは、前身であるM110K1のアップデートモデルである。アメリカ陸軍がナイツアーマメントのM110 SASSからヘッケラー&コックM110A1 CSASSを採用するにあたり、USSOCOMが採用したのがM110K1である。M110 SASSをベースにフィクスドストックからリトラクタブルストックに換装し、16インチバレルとURX3.1ハンドガードを装備したアッパーレシーバーグループを組み合わせている。いわゆるECC(エンハンスド・コンバット・カービン)に相当するモデルで、イラク・アフガニスタン戦争初期にアメリカ陸軍特殊部隊デルタフォースによって使われたSR-25Kに似ている。スナイパーライフルとカービンの中間に位置するDMR(デジグネイテッド・マークスマン・ライフル)として使われた。M110K2はK1をベースに、M-LOKを採用したURX4ハンドガード、16インチバレルが組み合わされており、よりDMRとしての位置付けが強調されている。

 

ナイツアーマメントを象徴するQDCフラッシュサプレッサー。フロントサイトもナイツタイプがチョイスされている

 

汎用性の高いM-LOKが採用されたURX4ハンドガード。バレル長は16インチなので取り回しやすい

 

実銃同様ボディはデザートカラー仕上げ。マガジンハウジングにはリアルな刻印が施されている

 

実銃はセミオートオンリーだが、E&Cはフルオートモードが追加されておりサバゲーでの使い勝手が向上している

 

チャージングハンドルを引くとダミーボルトが後退してホップアップ調整用のダイヤルが現れる

 

セレクターレバー、マガジンキャッチ、ボルトキャッチはすべてアンビタイプ。トリガーガードはナイツタイプ

 

グリップは複数のバリエーションが存在するようだが、E&CはオーソドックスなA2タイプをチョイス

 

ストックはクレーンタイプが装着されている。バッファーチューブはM4カービン系と共用できるので好みのストックに換装できる

 

バッテリーコンパートメントはバッファーチューブ内に設けられており、接続コネクターはT型となっている

 

 E&CはM110K2の特徴であるURX4ハンドガードはもちろん、アンビコントロール仕様のレシーバーをリアルに再現。表面は実銃同様デザートカラー仕上げ。電子トリガーが内蔵されており、キレのあるトリガーフィーリングが体感できる。スナイパーライフルはもちろんカービンとしても扱いやすい、まさにマルチロールなモデルだ。

 

 

M110 SASSよりコンパクトなM110K2はショートスコープが似合う。16インチバレルとリトラクタブルストックの組み合わせでCQBでも取り回しやすいはすだ
※写真のライフルスコープ、マウントリングは別売

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:アームズマガジン編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2024年3月号に掲載されたものです。

 

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