エアガン

2024/02/25

エアガンのメンテナンス時期を解説! 射撃後点検のタイミングについて【エアガンメンテナンス】

 

射撃後点検の回数とタイミング

 

 射撃後点検における清掃と注油は頻繁に行なう必要はない。清掃と注油の頻度は、使用頻度に比例する。使う回数が多ければ頻度は高くなるし、逆もまた然りだ。とはいえ、まったく清掃と注油をせずに放置するのは劣化を早める原因となる。今回、参考までに東京マルイ製品に付属する取扱説明書に記載されている、パーツ交換が必要となる発射弾数とタイミングを発射方式別にまとめてみた。

 

電動ガン=30,000発

 

  • 1ゲームで600発撃った場合=50回目(月に2回だとおよそ2年)
  • 1ゲームで1,000発撃った場合=30回目(月に2回だとおよそ1年)

 

東京マルイ 次世代電動ガンMP5A4
電動ガンはメインウェポンになりやすく、発射弾数も多くなる傾向にある

 

ガスブローバックガン(ハンドガン、長物)=10,000発

 

  • 1ゲームで100発撃った場合=100回目(月に2回だとおよそ4年)
  • 1ゲームで250発撃った場合=40回(月に2回だとおよそ1年半)

 

東京マルイ ガスブローバックガン G17 Gen5 MOS
サブウェポンとして愛用する方も多いガスブロのハンドガン。撃つ頻度が少ないとしても、持ち歩けば土埃などもついてくる

 

エアコッキングガン(VSR-10)=30,000発

 

  • 1ゲームで100発撃った場合=300回(月に2回だとおよそ12年)
  • 1ゲームで250発撃った場合=120回(月に2回だとおよそ5年)
  • 1ゲームで300発撃った場合=100回(月に2回だとおよそ4年)

 

東京マルイ ボルトアクションエアライフル VSR-ONE
エアコキは電動ガン、ガスブロに比べると可動部分が少ない

 

 パーツの可動部分がメカボックス内やシリンダー/ピストン周辺に集中している電動ガンやエアコッキングガンは約30,000発、可動部分が多いガスブローバックガンは約10,000発となっている。一度に撃つ弾数で言えば電動ガンが圧倒的に多く、清掃と注油の頻度やタイミングは早いことが想定できる。逆に可動部分が多いガスブローバックガンは弾数が少なくても清掃と注油は定期的に行なう必要があるだろう。可動部分が少なく1度に撃つ発射弾数が少ないエアコッキングガンはそれほど神経質になる必要はないだろう。使用前の点検に加えて電動ガンやエアコッキングガンなら3,000発、ガスブローバックガンなら1,000発ごとに清掃と注油を行なおう。

 

使用前点検と購入時に初速と集弾性を計測し定期的に計測することでメンテナンス実施の客観的な判断材料になる

 

 


 

関連書籍

毛野ブースカのトイガンメンテナンスマニュアル

 

 

 多くのトイガンユーザーはメンテナンスの必要性を認識しているもののメンテナンスを「敷居が高い」「難しい」「よくわからない」ものと感じているのではないだろうか。このMOOKは月刊アームズマガジンのエグゼクティブエディターでありトイガン歴約40年の毛野ブースカが、自身の経験や知識に基づいたトイガンのメンテナンス方法について、電動ガンやガスブローバックガンなど発射方式別のメンテナンス方法や作業ポイントに加えて、モデルガンの発火から手入れ方法を徹底的に解説。今までのトイガンメンテナンスマニュアルとはひと味違う実践的な内容となっている。

 

射撃前、射撃後の点検などメンテナンス方法を写真を多く使用して解説している

 

 

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