エアガン

2024/02/17

エアガンを大事に使うためのポイント! 射撃前点検のポイントを解説!【初心者向け】

 

 エアガンを使う前に実施したいのが「射撃前点検(ガンチェック)」である。エアガンは使用していればネジが緩んだり、ガス漏れなどが発生することもある。そのまま撃ち続けていればパフォーマンスの低下やパーツの脱落、破損につながる。ここでは「射撃前点検」のポイントを解説する。サバゲー前のエアガンメンテナンスの参考にしていただければ幸いだ。

 

射撃前点検チェックリスト

 

  • 購入後、初めて撃つ前の確認
  • ネジ類の締め付け具合
  • パーツの装着状態
  • 可動部分の状態
  • バッテリーの状態(電動ガンの場合)
  • ガス漏れの有無(ガスガンの場合)
  • 各パーツの汚れ・破損の有無

 

 

購入後、初めて撃つ前の確認

 

 買ったばかりの銃の場合、射撃前点検は必要ないが、取扱説明書を読んで扱い方を確認する・覚えることが大切だ。これはトラブルの多くが間違った扱い方によるものが多く、扱い方を間違った結果、買ったばかりなのに壊してしまうという最悪のパターンを防ぐためだ。買ったばかりの銃を早く撃ちたい気持ちを抑えて、まずは取扱説明書を読もう。

 

初めてエアガンを購入した方はもちろん、購入経験がある方でも最初は取扱説明書は読んでおきたい。購入したことがあるエアガンと同じように見えても、その製品固有の操作が必要な場合があるからだ

 

また付属品の確認も大事だ。メーカーによって違いはあるもののクリーニングロッドや交換用のパーツ、六角レンチ、アジャストツールなどが付属している。特にクリーニングロッドは清掃時やインナーバレル内にBB弾が詰まった時に欠かせないものなので確認とともに紛失しないようにする

 

ネジ類の締め付け具合の確認

 

 ネジ類の締め付け具合の確認(増し締め)はメンテナンスの基本。ハンドガンのグリップスクリューはその代表格だ。エアガンにはプラスネジやマイナスネジに加えてイモネジ・六角ネジが使われていることが多い。ドライバーに加えて六角レンチも用意しておこう。

 

 

外装パーツだけではなく、内部にもネジが使われている。オートマチックピストルタイプのハンドガンの場合は、取扱説明書に記載されている分解手順に沿って分解し、目視で確認できるネジ類を増し締めする

 

パーツの装着状態の確認

 

 ライフルのサイレンサーや光学機器などは使用していると、固定しているネジなどが緩んでしまうことがあり、確認し忘れると落としてしまうこともある。しっかり装着されているか確認するようにしよう。また、ハンドガンに採用されている横から押し込んで固定されているドーブテイル式フロントサイトの場合、左右にズレてしまうことがある。真ん中にあるか確認しよう。

 

ドーブテイル式フロントサイト

 

可動部分の状態の確認

 

 ハンドガンのセーフティ、ライフルのセレクターレバーなどの可動部分がしっかり可動するか確認する。ネジで固定されている場合、締め付けと同時に行なうとよい。マガジンキャッチはマガジンを装填していない状態だけではなく、マガジンを装着した状態で引っ張って外れないか確認しておきたい。

 

マガジンキャッチが正しく機能していないとサバゲー中にマガジンの脱落の恐れがある

 

(電動ガンの場合)バッテリーの状態の確認

 

 電動ガンのバッテリーはスマートフォンのように残量を示すモニター機能が付属していない。そこでリポバッテリーの場合、残量や電圧を確認するには写真のバッテリーチェッカーや、モニター機能付きの充電器を使おう。

 

 

(ガスガンの場合)ガス漏れの有無

 

 マガジンボトムを固定しているネジやガス注入バルブが緩んでいることでガス漏れが起きる可能性がある。ガスを注入してマガジンを耳に当てて「シュー」と音がする場合はガス漏れが起きている。

 

 

各パーツの汚れ・破損の有無

 

 射撃後点検時に確認するだけではなく、射撃前点検でもチャンバーなどを中心にパーツの汚れ具合や破損がないかを確認する。汚れている場合は清掃、破損している場合は使用を止めて修理・交換する。

 

 

TEXT:毛野ブースカ

 


 

関連書籍

毛野ブースカのトイガンメンテナンスマニュアル

 

 

 多くのトイガンユーザーはメンテナンスの必要性を認識しているもののメンテナンスを「敷居が高い」「難しい」「よくわからない」ものと感じているのではないだろうか。このMOOKは月刊アームズマガジンのエグゼクティブエディターでありトイガン歴約40年の毛野ブースカが、自身の経験や知識に基づいたトイガンのメンテナンス方法について、電動ガンやガスブローバックガンなど発射方式別のメンテナンス方法や作業ポイントに加えて、モデルガンの発火から手入れ方法を徹底的に解説。今までのトイガンメンテナンスマニュアルとはひと味違う実践的な内容となっている。

 

射撃前、射撃後の点検などメンテナンス方法を写真を多く使用して解説している

 

 

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