2023/12/14
絶品の芋煮を食べるために!! 東北のおもしろサバゲーイベント「芋煮サバ」レポート
日々寒くなりつつある師走の冬。染みるような寒さの日に食べたくなる料理の1つが「鍋」だ。具材をよく煮込んだ汁を一杯飲めば、寒空の下で冷えた身体が内側から暖かくなること間違いない。
ところで皆さんはそんな鍋料理の1つ、「芋煮」をテーマにしたサバゲーイベントがあることをご存知だろうか? ここでは東北地方の名物サバゲーイベントの1つ、芋煮サバをご紹介しよう。
- 開催日:2023年11月26日(日)
- 開催地:ジョーズポイント
- 参加者:約60名
芋煮とは?
日本の冬につきものの鍋料理は日本各地で様々な種類が存在する。例えば北海道・東北地方だけで言っても石狩鍋、きりたんぽ鍋、芋煮鍋といった鍋料理があり、農林水産省の食文化のポータルサイト「うちの郷土料理~次世代につたえたい大切な味~」では150種類以上の汁料理が登録されている。
さて、今回取り上げる芋煮の発祥は古く1600年代半ばともいわれ、荷物の運搬に来た舟の船頭たちが荷受人を待つまでの間、川の船着き場で退屈しのぎに鍋を囲んで始めた宴がルーツとされている。
基本的な具材は里芋、牛肉、こんにゃく、ねぎなどを使用するが、地域や家庭によって味付けや具材の種類が異なる。日本海側の庄内地域で、具は牛肉の代わりに豚肉を用い、その他具材は厚揚げ、こんにゃく、ねぎなどを用い、豚肉と相性が良い味噌仕立てで味付けを行なう。一方で内陸部は牛肉を使った醤油味の芋煮が主流になっている。
※参考:農林水産省の食文化のポータルサイト「うちの郷土料理~次世代につたえたい大切な味~」
芋煮サバ
さて、今回紹介する「芋煮サバ」はそんな山形の食文化をテーマにしたサバゲーイベントだ。
チームは赤と黄――ではなく「味噌派チーム」と「醤油派チーム」に分かれ、1ゲーム30分のフラッグ戦を実施。ゲームは3ステージ行なわれ、フラッグ戦の間に各チームに用意された具材のカプセルを所定の場所に納めるのだ。納めた食材は後に調理する芋煮に使用できるが、納められなかった食材は使用不可、というルールになっている。
ちなみに具材を納めることができても、フラッグが取られたら没収されてしまう。
サバゲーの後のごはんは絶品、だからこそ死活問題となるこのルール。攻めも守りも気が抜けない、意外とシリアスなサバイバルゲームイベントなのだ。
東北の名物サバゲーイベントの一つ、芋煮サバは毎年秋から冬にかけて開催される。東北地方にお住まいのサバゲーマー、あるいは芋煮を食べたいサバゲーマーはぜひとも来年の芋煮サバに挑戦していただきたい。
PHOTO:山内工房、サバゲーチームPUT
TEXT:珈琲
協力:わく3
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