2023/09/23
撃ちやすいハンドガンはどれ? トリガープルを計測してみた【ハンドガン】
トリガープルを計測する
先日、編集部スタッフの珈琲の元にアメリカの友人からプレゼントが届いた。開封してみると、中に入っていたのはLymanのトリガープルゲージ。実銃でも使えるモデルで、ぜひ役立ててほしいとのことだったので、今回は珈琲の手元にあるハンドガンコレクションのトリガープルを片っ端から調べていこう。
Lyman
Electronic Digital Trigger Pull Gauge
届いたモデルがこちら。バーを引き延ばしてトリガーに引っかけ、引くことで手軽にトリガーの重さを計測できる。オンスとグラムの2種類の単位で計測可能だ。今回はこちらを使い、様々なハンドガンのトリガープルを計測した。機器の扱いが不慣れであるため、数値は参考程度にしていただければ幸いだ。
東京マルイ
コルトガバメント マークⅣ シリーズ70
DATA
- 全長:217mm
- 重量:799g
- 装弾数:26発
- 価格:¥19,580
- お問い合わせ先:東京マルイ
トリガープル計測
- 1回目:638g
- 2回目:614g
- 3回目:626g
- 平均値:625g
まずはガバメントの中でも人気の高いエアガン、シリーズ70で計測してみた。トリガーの感触も軽いと感じていたので、大体これくらいの数値が「軽い」と感じる数値なのだろう。これを基準にしながら他のハンドガンも計測する。
東京マルイ
コルトM45A1ブラック
DATA
- 全長:222mm
- 重量:823g
- 装弾数:27発
- 価格:¥20,680
- お問い合わせ先:東京マルイ
トリガープル計測
- 1回目:559g
- 2回目:594g
- 3回目:578g
- 平均値:577g
同じガバメント系のエアガンであるM45A1を計測してみると、こちらの方が50g程度、トリガープルが軽いようだ。
KSC
Cz75 1stバージョン
ヘビーウエイト
DATA
- 全長:206mm
- 重量:820g
- 装弾数:23発
- 価格:¥30,250
- お問い合わせ先:KSC
トリガープル計測
- 1回目:537g
- 2回目:563g
- 3回目:559g
- 平均値:553g
個人的にトリガーが軽いと感じているハンドガンがこのCZ75だ。フォルムも美しくお気に入りの1挺をシングルアクションで計測してみると、ガバメントよりもトリガープルが軽い結果に。改めてトリガーを引いてみると、クロームメッキ仕上げのトリガーがスムーズに動いてくれる。やはりCZのトリガーは良い。
東京マルイ
グロック19 Gen.4
DATA
- 全長:185mm(バックストラップ無し)
- 重量:640g(未装弾マガジン装着時)
- 装弾数:22発
- 価格:¥18,480
- お問い合わせ先:東京マルイ
トリガープル計測
- 1回目:653g
- 2回目:626g
- 3回目:639g
- 平均値:639.3g
エアガンで人気の高いグロックシリーズ。珈琲が所有し、かなり使い込んでいるグロック19を計測すると、シリーズ70と同じくらいの数値が出た。ガバメントと比べると構造上、グロックの方がトリガートラベルが長いが、トリガープルに関してはあまり変わりがないようだ。
東京マルイ
U.S. M9ピストル
ガスブローバックガン
DATA
- 全長:216mm
- 重量:944g(空のマガジン&バッテリー装着時)
- 装弾数:26発
- 価格:¥18,480
- お問い合わせ先:東京マルイ
トリガープル計測
- 1回目:929g
- 2回目:942g
- 3回目:935g
- 平均値:935.3g
珈琲が愛用する相棒、M9。かなり撃ち込んだモデルをシングルアクションで計測すると、結構重い。ガバメントの約1.5倍ほどのトリガープルだ。ある意味、ミリタリーピストルらしいともいえる。
KSC
U.S.9mmM9 ヘヴィウェイト
DATA
- 全長:212mm
- 重量:940g
- 装弾数:24発
- 価格:¥28,600
- お問い合わせ先:KSC
トリガープル計測
- 1回目:939g
- 2回目:945g
- 3回目:961g
- 平均値:948.3g
では同じM9でもメーカーでは重さが違うのだろうか。KSC製のM9で計測すると、あまり変わらない結果に。ただ実際にトリガーを引き比べてみると、KSC製のM9の方がスムーズなトリガーフィーリングである気がする。この感覚の違いはどこにあるのだろうか?
KSC
M93RCC コンバットクーリエ
デュアルアースABS
DATA
- 全長:210mm
- 重量:840g
- 装弾数:26発
- 価格:¥29,480(限定生産品)
- お問い合わせ先:KSC
トリガープル計測
- 1回目:469g
- 2回目:480g
- 3回目:464g
- 平均値:471g
コンバットクーリエはM93RをベースにしたKSCのオリジナルデザインモデルだ。見た目が美しく、フルオートの感触が癖になる。M9はトリガーが重かったが、こちらはどうだろうか、と調べてみると、意外なことに半分近い軽さに。恐らく採用されているカスタムトリガーが一因だろう。コンバットクーリエの意外な魅力に気付いてしまった。
ARROW ARMS
GLOCK1911 .45AUTO Ver.
ガスブローバックガン
DATA
- 全長:222mm
- 重量:692g
- 装弾数:25発
- 価格:オープン
- お問い合わせ先:キンワ e-mail:sales@kinwa-co.jp
トリガープル計測
- 1回目:461g
- 2回目:449g
- 3回目:440g
- 平均値:450g
オリジナルデザインは意外な魅力を秘めている。そこで続いて計測したのはARROW ARMSのGLOCK1911。これは実銃にはないオリジナルデザインのエアガンである。計測してみると、かなり軽いことがわかる。ガバメントよりもトリガープルが軽いのだ。これもまた意外である。
G&Gアーマメント
GTP9 Rose Gold
ガスブローバックガン
DATA
- 全長:220mm
- 重量:770g
- 装弾数:22発
- 価格:¥25,080
- お問い合わせ先:G&G JAPAN
トリガープル計測
- 1回目:427g
- 2回目:448g
- 3回目:434g
- 平均値:436.3g
G&Gアーマメントのオリジナルデザインのハンドガン、GTP9。豊富なカラーバリエーションが魅力的で、珈琲はRose Goldの華やかさに惹かれて購入してしまった。用途は観賞用であり、あまり撃つ機会はない。今回計測してみると、コレクションの中でトリガープルが一番軽いということが判明した。
ACTION ARMY
AAP01 アサシン
ガスブローバックガン
DATA
- 全長:230mm
- 重量:650g
- 装弾数:23発
- 価格:オープン
- お問い合わせ先:プラウダ
トリガープル計測
- 1回目:1,036g
- 2回目:1,030g
- 3回目:1,012g
- 平均値:1,026g
サバゲー用ハンドガンとして人気のAAP01。カスタムベースとしても優秀であり、珈琲はこのモデルをカスタムし、カービンモデルにしてサバゲーで愛用している。今回は同じ編集部スタッフの津軽太郎に貸してもらい、計測した。結果、ここで計測した中ではトリガープルが一番重たかった。使用しているときはそこまで重く感じなかったが、意外と1kg以上あるようだ。
まとめ
今回様々なハンドガンのトリガープルを計測することで、またエアガンの別の魅力を再確認することができた。これを送ってくれたアメリカの友人に感謝しつつ、今後も様々なエアガンのトリガープルをこれで計測していこうと思う。皆さんのエアガン選びの参考になれば幸いだ。
TEXT:珈琲
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