2023/09/14
ソロキャンプ用の定番テントを紹介!! サバゲー男の新相棒「ogawaステイシーST-Ⅱ」~真夏の島根県でソロキャンプ~【アラフィフのブツヨクは止まらない!】
自他共に認める「アームズの物欲大王」こと毛野ブースカが自腹購入したグッズ、気になるグッズをピックアップする「アラフィフのブツヨクは止まらない」。前回のソロキャンプでの経験からテントとナイフを新調した毛野ブースカ。第3回目は新たに購入したツーリングキャンプ用のテントを紹介する。
さらばミルフォード12、ようこそステイシーST-Ⅱ
前回のソロキャンプで浸水し、各部のシームシールも剥がれてきて、いよいよ現役引退の時を迎えつつあったogawa(キャンパルジャパン)のミルフォード12。このコーナーの第1回目で紹介したものだ。10年以上にわたって苦楽を共にし、インナー、フライともに破けてはいないものの、防水性の低下は快適さに直結するのでいかんともしがたい。やむなく買い替えを決断した。
新テントの候補はすでに決まっており同じogawa製の「ステイシーST-Ⅱ」だ。同社のロングセラーモデルでありソロキャンプ用の定番テントである。
ソロキャンパーが認める充実の機能性
私が持っているミルフォード12とステイシーST-Ⅱの最大の違いは前室空間の広さ。ミルフォード12は前室内に装備は置けるものの、そこに座って雨宿りしながら煮炊きしたりなどはできなかった。出入り口のちょっと狭くて出入りしにくかった。しかしステイシーST-Ⅱは前室がかなり広く、前室内に余裕で座れる。もちろん装備も置けて雨に濡れずに出入りもできる。さらにインナーテントも広くなっている。
ステイシーST-Ⅱは以前からず~っと欲しかったのだが、買い替えるきっかけがなかった。しかし今回、ミルフォード12の正式な現役引退と、某ECサイトでステイシーST-Ⅱが半額近くでセールに出ていたのをたまたま見つけてしまい「これはなにかの縁だ!」と思い即決で購入した。色はカーキを選んだ。
到着したステイシーST-Ⅱはミルフォード12よりも少し大きく重い程度。収納袋のデザインはほぼ同じで、バイクへの積載は問題なさそうだ。すぐにでもキャンプに出かけて実戦投入したかったが、仕事が立て込んでいて出かけられなかった。
そうこうしているうちに購入してから約1カ月が経ち、抱えていた仕事が落ち着いたので、夏休みを兼ねてキャンプツーリングに出かけることにした。行き先は散々迷った挙句、山口県に住む知人に会いに行くのを軸にして、今までバイクで走ったことがない岡山県、広島県の2県と、山口県を経由して島根県に向かい、島根県松江市宍道町にある「松江市宍道ふるさと森林公園」内にあるキャンプ場に向かうことにした。日程は4泊5日。計画した当初は「楽勝だぜ!」と思ったが、そうは問屋が卸さなかった。東京2020オリンピック時に某局のアナウンサーが残した名言「真夏の大冒険」ではなく「真夏の大暴挙」といっても過言ではない地獄ツーリングとなった。
4泊5日の日程のうち、いろいろと事情が重なったためキャンプ泊は3日目だけ、つまり1日だけだったのだが、結果的にそれは正解だった。そのへんの顛末とツーリングの道中の模様については次回以降にお届けする。
さて、無事「松江市宍道ふるさと森林公園」に到着して指定されたサイトでテント設営。起伏のある自然豊かな場内は広々としていて整備も行き届いている。受付のスタッフの方の対応も丁寧だった。テントサイトまでバイクで移動でき、すぐ近くに駐車できる。指定されたサイトの近くでは地元の方たち(20~30人)が日帰りバーベキューで盛り上がっている。実は前回訪れた「奥会津ただみの森キャンプ場」でも同様の光景に遭遇しており、レクリエーションとして定着しているのかもしれない。
初心者でも設営しやすい! ステイシーST-Ⅱを設営してみた
早速バイクからテントを降ろして収納袋からフライ、インナーテント、ポール、ペグを取り出す。事前に設営方法を確認したところ、ミルフォード12に比べて格段に設営しやすくなっている。雨の日など設営に時間をかけられない時に便利だ。
まずインナーテントを広げ、2本のメインポールを四隅に接続し、メインポールにインナーテント上部にあるフックを引っ掛ける。ここでもうインナーテントが立ち上がった。ミルフォード12に比べて楽に作業できる。初心者でも作業しやすいはずだ。
次に前室用のポールをSSテープに接続する。最初は接続しにくくてわかりにくいが、二又にわかれているほうを前室側、1本だけ伸びているほうを前室とは反対側に接続する。手順を迷わなければ数分でここまで進められる。
そしてフライをインナーテントに固定する。接続ポイントはミルフォード12と同じバックル留めなので自分にとってはわかりやすい。新品なので張るのにやや抵抗があったが、数回も張ればこなれてくるはずだ。これでテント本体をピンペグで固定し、風に備えて張り綱で補強すれば設営完了だ。
実際に設定してみると前室は想像以上に広く、バイクから外したパニアケースやトップケースが楽々置ける。高さもあるので無理にしゃがまなくても出入りできる。テントの出入口のデザインはミルフォード12と同じ。テント内も広々しており、天井も高くなっている。ミルフォード12よりも快適に過ごせそうだ。
先ほども述べたようにogawa製ということもあり各部のデザインは踏襲されており、ogawa製を使い続けている方なら迷うことなく使えるはず。逆に言うとミルフォード12で気になっていたところがそのままだったりなど、それはogawa製テントのアジなのだと思うようにした。ステイシーST-Ⅱでogawa製テントは3代目。手に入れた満足感に加えて、新品のテントを目の前にすると頬が自然と緩んでしまう。これからツーリングキャンプの相棒としてステイシーST-Ⅱには頑張ってもらおう。
TEXT&PHOTO:毛野ブースカ
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