2023/09/11
受け継がれて進化する名銃。ガバメント系エアガン5選【2023年版】
世代を経ることに進化する銃
M1911、通称コルトガバメントはアメリカ軍の制式拳銃として70年以上にわたり、使用され続けた名銃だ。年月とともに改良が行なわれることで作動性、安定性が高まり、パテントが切れてからは多くのクローンモデルが登場。100年以上前の銃はさらに進化を続けながら、今も多くの人に使われ続けている。今回はそんなガバメント系エアガンをピックアップしてご紹介しよう。
東京マルイ
M1911A1コルトガバメント
DATA
- 全長:218mm
- 重量:798g
- 装弾数:26発
- 価格:¥18,480
- お問い合わせ先:東京マルイ
ガバメントモデルで最も知名度があるモデルの1つが、いわゆるミリガバだ。第一次世界大戦での実戦データを元に開発されたM1911の改良型、M1911A1はガバメントの王道モデルであり、コルトガバメントシリーズのフラッグシップモデルであるマークⅣシリーズ70と人気を二分している。東京マルイは最もミリガバらしいとも言われる、1943年にコルトによって製造されたモデルを再現した。スライド左側面のコルトのアドレスとパテントナンバーは東京マルイ初となる打刻によって再現。スライドの幅は実銃同様の23mmで、パーカライジングされた実銃の雰囲気を醸し出すブラスト仕上げも見どころ。ガバメントの最初の1挺を手に入れたい、という方にお薦めの1挺だ。
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東京マルイ
M45A1 CQBピストル
DATA
- 全長:222mm
- 重量:823g
- 装弾数:27発
- 価格:¥20,680
- お問い合わせ先:東京マルイ
ガバメントは海兵隊と密接な関わりがあり、長い間使用され続けている。アメリカ軍の制式拳銃がM9に更新された際、アメリカ海兵隊MEUはM1911A1の継続装備を決定した。議会の承認を得る必要のない銃本体の修理部品の調達という名目でカスタムパーツが購入され海兵隊内の工房でMEUピストル(M45)が完成。次第に在庫のM1911A1がなくなると、スプリングフィールドのプロフェッショナルモデルを使用するようになった。
また2003年には海兵隊特殊作戦コマンドの前身であるDet.1が創設されるとキンバーICQBが新規採用されるなど海兵隊内の特殊部隊は各メーカーの1911を使用し続けてきたが、今までバラバラに購入されてきた.45オートを一括して新型にする計画により2012年にコルト製の.45オートがM45A1として正式に採用された。
東京マルイがモデル化したM45A1は、特徴的なタンカラーフィニッシュの色合いや質感はもちろん、アメリカ海兵隊の要求に基づいて作られた各部のパーツ、スライドの刻印やフレーム右側のUIDコード、独特なチェッカードグリップに至るまでリアルに再現。また、M.E.U.ピストル同様、リアサイトはNOVAK'Sとの正式契約により再現されている。タクティカルガバメントの代表機種を楽しみたい方にお薦めの1挺だ。
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東京マルイ
ハイキャパ5.1 ガバメントモデル
DATA
- 全長:222mm
- 重量:894g
- 装弾数:31発
- 価格:¥16,280
- お問い合わせ先:東京マルイ
サバゲーでガバメント系のエアガンを使いたい、という方にお薦めな1挺が東京マルイのハイキャパシリーズだ。ここで紹介するハイキャパ5.1ガバメントモデルはシリーズ第1弾として2004年に発売されて以来、東京マルイのガスブローバックガンの中でも常に上位の人気を誇る製品となっている。
ハイキャパは実銃には存在せず、実銃のガバメントカスタムのトレンドを取り入れて東京マルイが独自にデザインしたオリジナルモデルである。通常のガバメントモデルより装弾数の多いマガジン、樹脂製グリップと金属製シャーシを組み合わせたフレーム構成であり、リアルさよりもエアガンとしての機能性や実射性能に特化した設計がなされている。ハイキャパシリーズはこのガバメントモデルを含め、バリエーションが8機種あり、性能やコンセプトもそれぞれ異なるのも魅力的だ。
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東京マルイ
V10 ウルトラコンパクト
DATA
- 全長:180mm
- 重量:709g
- 装弾数:22発
- 価格:¥20,680
- お問い合わせ先:東京マルイ
V10ウルトラコンパクトはアメリカのイリノイ州にあるスプリングフィールドアーモリーで1996年から2000年初頭まで生産されたカスタムガバメントのひとつである。フルサイズの拳銃を切り詰めたサブコンパクトモデルは定番バリエーションの一つだが、拳銃用弾薬としては大口径な.45ACPを使用するため、マズルジャンプの増大という問題があった。そこでこのモデルではバレル上部に左右5つずつ、計10個のガスポートを設けることでマズルジャンプを抑えようとしたのだ(V10という名称もこれに由来する)。
東京マルイはオールステンレス仕様のV10をモデル化。3ホールトリガーやビーバーテイルグリップセーフティなど特徴的な部分も再現し、実銃のツートンフィニッシュを表現している。コンパクトガバを楽しみたい方にお薦めだ。
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ウエスタンアームズ
SVIエクセラレーター5.4
DATA
- 全長:230mm
- 重量:1,113g
- 装弾数:33発
- 価格:¥49,500
- お問い合わせ先:WA渋谷店 TEL03-3407-5922
実銃のコルトガバメントの弱点の1つとして、マガジンがシングルスタックであるため、装弾数が少ないことが挙げられる。そこで慣れ親しんだ操作性のまま多弾数化するという発想からハイキャパシティ1911が生まれた。中でもSTIが開発したハイキャパシティガバメントは金属製のサブフレームにポリマー樹脂のグリップフレームを組み合わせることによってモジュラー化と軽量化に成功。自由度の高さから多くのシューターに支持され、ハイキャパシティ1911のスタンダードとなった。STIでハイキャパシティ1911開発に携わったサンディ・ストレイヤーが後にSTIを離れて立ち上げたのが、完全カスタムメイドのSVインフィニティシリーズである。
ウエスタンアームズはインフィニティシリーズを再現。同社のハイキャパシティガスガンのフラッグシップモデルとして君臨してきた。その中の1つであるこのモデルはインフィニティシリーズに独自のテイストを盛り込んでいる。スライドにはライトニングカットとフレーム部分にまで施されたフロントセレーションのおかげで軽量化とブローバックスピードを加速させることに成功している。フロントサイトの前方にポートを設けるなどの特徴も兼ね備えている。スライドはサイドポリッシュされ美しい2トーンカラーとなっている。内部メカニズムには、現在でもマッチシューターに根強い支持を得ているパーフェクトバージョンを採用。現在の1911系統が採用しているバージョン3メカより古いものの作動が確実なハンマーで直接ファイアリングピンを打撃し放出バルブを開放する無駄のない方式のため定評のあるシステムだ。シューティングに特化したカスタムモデルが気になる方はぜひチェックしていただきたい。
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