2023/07/27
第二次世界大戦で功績を遺したボルトアクションライフルを再現「S&T Springfield M1903A3 エアーコッキングライフルフェイクウッド」
“USMCトイガン”をピックアップ
独立した軍隊であるアメリカ海兵隊U.S.MARINE.CORPS.(USMC)は、任務の特性上アメリカ陸軍が制式採用した銃器を中心に独自に採用している銃器もある。それらアメリカ海兵隊を支えてきた銃器たち、いわゆる“USMCウェポン”はトイガンでも多数再現されている。ここでは月刊アームズマガジン2023年8月号と2023年9月号のアメリカ海兵隊特集と連動し、米海兵隊の銃器を再現した“USMCトイガン”をピックアップしていく。今回は「S&T Springfield M1903A3 エアーコッキングライフルフェイクウッド」を紹介しよう。
第一次世界大戦から活躍したカービン銃の祖
アメリカ軍においてボルトアクションライフルが制式採用された期間はとても短い。その短い歴史の中でも輝かしい功績を残したのがスプリングフィールドM1903である。モーゼル式ボルトアクションを手本に新型弾薬.30-06弾を組み合わせたボルトアクションライフルとして理想的な組み合わせでアメリカ軍は最初の世界大戦を戦い抜いた。またスプリングフィールドM1903の先見性は他国が限定的に採用していたカービンモデルをいち早く採用したことでもある。第二次世界大戦の頃には後継のM1ガーランドが採用されたが、後方部隊や同盟国への武器援助として数多くが使われ、連合軍の勝利に貢献している。
今回ご紹介するS&Tのモデルは改良が進められたA3モデルを再現。外観は特徴をよく捉えており、特にモーゼルの特許に触れないようにするために取り入れたボルトハンドル後端のコッキングピース部など細部にわたって再現されている。
剛性感のある樹脂製ストックのおかげで強く握ったりシッカリ構えても命中精度に影響を与えない作りで、エアガンとしての実用性も申し分ないエアコッキングライフルとなっている。
S&T
Springfield M1903A3 エアーコッキングライフルフェイクウッド
DATA
- 全長:1,120mm
- 重量:2,100g
- 装弾数:25発
- 価格:¥30,800
- お問い合わせ先:UFC
TEXT:アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2023年8月号に掲載されたものです。
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