エアガン

2023/07/05

ヘビーウエイト&セラコートが魅力のリボルバー「タナカ スミス&ウェッソン M360Sc .357マグナムヘビーウエイト シリンダーセラコートモデルガン」

 

オールヘビーウエイト&セラコートのハイエンド仕様

 

 

 現在アメリカでコンシールドキャリー向けのハンドガンが人気を集めており、主流はオートマチックピストルではあるものの、長らく同用途ではメジャーだったスミス&ウェッソンのJフレームリボルバーも一定の人気がある。Jフレームの中でも日本警察の制式採用拳銃M360J SAKURAのベースとなったモデル360シリーズは、.357マグナム弾が撃てるモデルとして知られている。モデル360シリーズはスカンジウムアロイフレームにチタニウムシリンダー、ステンレス製バレルライナーを採用することでパワフルさと軽量さを両立。タナカがモデルガンで再現したM360ScはSc=スカンジウムという名称が付いているとおりモデル360シリーズの中心的存在である。

 

 

 タナカが以前リリースした同モデルは、実銃の軽量さを再現するために主要パーツの素材にABS樹脂を用いて、それらにセラコートを施した限定モデルであった。今回発売されるモデルはヘビーウエイト樹脂を採用。硬度で定評のある鈴友のセラコートが施されている。フレームとシリンダーは塗り分けることで実銃の素材による色味の違いが再現されている。トリガーとハンマーはケースハードン仕上げとなっている。それら以外の特徴は前作を踏襲しており、サイドプレートにはM360Sc特有のマーキングが再現されている。

 

二重構造になっているシュラウド付きバレルをリアルに再現。ランプドタイプのフロントサイトは別パーツで再現されている

 

バレル右側には使用弾(.357マグナム)と指定の弾頭重量(120グレイン以下)が施されている

 

セレーションのないセミワイドのトリガーはケースハードン仕上げ

 

サムピース上側のインターナルロックは実銃同様に機能する

 

フレーム右側のアドレスは簡素化された現行仕様とAir Lite Scのマーキングが再現されている

 

サイドプレートにはAir Liteシリーズであることを示す“21 Electrons”(スカンジウムが原子番号21の元素であることに由来する)のマークが施されている

 

フレームカットを防止するステンレス板が、トップストラップのシリンダーギャップ部分に装着されている

 

ラウンドバットのフレームにはアンクルマイクスタイプのラバーグリップが装着されている

 

 ハイエンドモデルなのでもったいない気もするが、ぜひ発火させてヘビーウエイト樹脂+セラコートの魅力を味わってほしい。

 

 

*写真は試作品です。実際の製品とは異なる場合があります


 

タナカ
スミス&ウェッソン M360Sc
.357マグナムヘビーウエイト シリンダーセラコートモデルガン

 

DATA

  • 全長:163mm
  • 全高:108mm
  • 全幅:35mm
  • 重量:410g(カートリッジ含む)
  • 装弾数:5発
  • 価格:¥46,200(2023年7月中旬発売予定、少量限定生産品)
  • お問い合わせ先:タナカ

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
MODEL:白川のぞみ(Nozomi Shirakawa)
PHOTO:須田壱
HAIR&MAKE UP:西田聡子
撮影協力:バトルシティ

 

この記事は月刊アームズマガジン2023年8月号に掲載されたものです。

 

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