2023/06/16
カブで離島に行こう!~思い出のカブ島ツーリング~【カブに乗ろう】
原付二種なら割安に非日常のツーリングが味わえる
そうだ!! カブで離島に行こう!
全行程を自分で運転して移動するツーリングと違い、フェリーなどを利用して、島々を駆る離島ツーリング。
フェリーでの移動はゆったりした時の流れを感じることができ、島でのライディングは小排気量バイクにはほどよい距離で、気合をいれずにまったりと走れる。(林道アタックなどを目的としているハードなツーリングは別だが…)
実際に島に行くとなると手間とお金がかかるイメージがあるかもしれないが、125cc未満の原付二種だと実は割安な出費で済ますことができるのだ。
伊豆諸島の場合、フリーテントスペース(テントなど持ち込み)だと、多くのキャンプ場は使用料が無料になっているので、現地で掛かる費用はガソリン代のほかには、食費や炭、マキなどの「食」に関わる部分が大半だ。
ちなみに島までのオートバイ(50cc以上125cc未満)輸送料金(片道/運賃別)は、
- 東京→伊豆大島¥5,500
- 東京→利島・新島・式根島¥6,000
- 東京→神津島・三宅島¥6,500
- 東京→八丈島¥7,500
など、5,000~10,000円程度となっている。
※2021年参考価格
高速道路での走行ができない原付二種バイクで非日常を味わえるツーリングを手軽に味わえる離島ツーリングは、カブ乗りにオススメのツーリングプランだと言えるだろう。
この記事では関東での離島ツーリングの一例をお題に書かせていただいたが、全国には、津々浦々、大小問わず様々な島があり、バイクを運搬できるフェリーが運航している。気になる離島があればぜひ、フェリーやキャンプ場をご確認いただきたい。
コラム
~思い出のカブ島ツーリング~
この記事の写真は以前プライベートで行った東京都の大島と三宅島で撮ったものである。この時の相棒が親戚の伯父さんから借りたスーパーカブ70だった。リアキャリアにキャンプ道具と三脚、ウエストバッグにカメラとレンズ、バックパックに着替え、前カゴに雨具を積載した。有人島だから水と食料は現地調達でも問題ない。
車体は小さいが工夫すれば結構な荷物の運搬が可能だ。島内でキャンプ地を決めてテント設営、身軽にしてからそこをベースに今日はあっち明日はあっちという具合に島を楽しむ。
カブの魅力の1つ低燃費、大島や三宅島位の広さの島で2~3日の滞在なら給油の心配もそれほどしなくてもよいだろう。
以前父島に行った際、そのときは2ストローク50ccだったのだが、予定していたよりもガソリン代がかかってしまった経験がある。本州でレギュラーガソリンが1リットル100円前後の時、現地で180円もしたのを覚えている。
そのあたりを考慮してもカブは離島ツーリングには最高の相棒になるんじゃないだろうか。伊豆七島であれば首都圏の人なら金曜日に仕事を終えてから夜フェリーで出発して現地で一泊して日曜日の晩には帰ってこられる。どうでしょう、近所の島で気軽にプチアドベンチャー、オススメです。(カメラマン・玉井)
※ここに書かれている文章の内容は、1990年代当時のものです。現在は立ち入り禁止地域など、当時とは状況が変わっている場合がありますので、行かれる際は事前にご確認ください。
PHOTO:玉井久義・本間徳幸
※この記事は1990年代に取材され、ホビージャパンムック「スーパーカブで遊ぶ」(2021年11月発売)に掲載された記事を再構成したものです。
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