エアガン

2023/06/24

注目の2023年上半期新製品ラインアップ【東京マルイ】

 

 2023年も早いものでもう半分――上半期も終わろうとしている。今年の上半期も様々なトイガン新製品が登場した。今回はその中でも注目を集める東京マルイの新製品をまとめてご紹介する。気になる方はぜひチェックしていただければ幸いだ。

 


 

2023年3月29日発売

東京マルイ
ガスブローバックマシンガン

AKX

 

東京マルイ ガスブローバックガン AKX

 

DATA

  • 全長:548mm/741mm(ストック展開時)
  • 全高:199mm
  • 全幅:71mm
  • 重量:3,550g(空マガジン含む)
  • 装弾数:35発
  • 価格:¥82,280
  • お問い合わせ先:東京マルイ

 

 

 いわゆるモダナイズドAKは、2000年代中盤から主にPMC隊員を中心に使われるようになった。AKはシンプルな構造とタフさを持つのが強みだが、特にM4カービンと比較した場合、拡張性が低い。また、独特な操作方法が求められるのも弱みだった。そこでイラクやアフガニスタンで活動するPMC隊員は、現地で入手しやすいAKをベースに、ハンドガードやグリップ、ストック、セレクターレバーなどを換装することで拡張性や操作性を向上させた。そうしてカスタマイズされたAKはモダナイズド(近代化された)AKと呼ばれるようになり、ハンドガードにM-LOKを採用するなど時代にあわせて進化を続け、現在では本家ロシア製のAKにも影響を及ぼすようになった。今回、東京マルイが発売したガスブローバックガンAKXは、同社のガスブローバックガンAKMをベースに、東京マルイが独自にデザインしたモダナイズドAKである。

 M-LOKハンドガードや8.7インチのアルミ切削製ショートアウターバレル、上面部に20mmレールが追加されたガスチューブ、カスタムセレクターレバー、ツーウェイマガジンキャッチ、AKX専用樹脂製フォールディングストックやグリップなどモダナイズドAKのポイントを押さえたパーツが装着されている。さらにAKXに初導入されたエポックメーキングな装備として、20mmレール一体型レシーバーカバーをガタツキなく正確に固定するために新規パーツの「センタリングダイヤル」が採用されている。このパーツと機能は実銃メーカー、エアガンメーカーを問わず東京マルイしか実現しておらず、東京マルイの技術力の高さとAKに対するコダワリが窺える。

 今もっとも進化したAKといっても過言ではないAKX。AKファンはもちろんライフルタイプのガスブロが欲しい方にもお薦めだ。

 

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2023年4月12日発売

東京マルイ
ガスブローバックガン

バイオハザード RE:4 SG-09 R

 

東京マルイ バイオハザード RE:4 SG-09 R
© CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

 

DATA

  • 全長:218mm
  • 全高:134mm
  • 全幅:38mm
  • 重量:735g
  • 装弾数:25発
  • 価格:¥36,080
  • お問い合わせ先:東京マルイ

© CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

 

 

 2022年11月18日に行なわれた「マルフェス ONLINE pt.8」にて突如発表されたのが、バイオハザードコラボモデルシリーズ第18弾となるガスブローバックガン「SG-09 R」である。このモデルは2023年3月24日にリリース予定のゲームソフト『バイオハザード RE:4』に登場するレオン・S・ケネディが使用する銃をKENDO CUSTOM SHOPが手掛けたカスタムガンとして再現している。作品に登場するイメージを継承するシルバースライドに、マズル先端にはコンペンセイター、ヘッケラー&コックのP30やHK45につながるグリップ形状と20mm幅のアンダーレールが装備された新規デザインのフレームが組み合わされている。さらにスペアマガジンが2本同梱され、銃本体が縦型に収納されるガンコンテナ風パッケージが付属。

 もちろん今回もバイオハザードモデルとして完全限定商品となっている。バイオシリーズファンのみならずガンマニアも『RE:4』の世界に没入できるにちがいない逸品だ。ぜひ手に入れてほしい。

 

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2023年5月17日発売

東京マルイ

電動ガンプラスシリーズ

P-90+

 

 

DATA

  • 全長:505mm
  • 全高:185mm
  • 全幅:56mm
  • 重量:1,975g(空マガジン、バッテリー含む)
  • 装弾数:68発
  • 価格:¥40,480
  • お問い合わせ先:東京マルイ

 

 

 電動ガンのパイオニアとして常に業界をリードしてきた東京マルイが送る新たな電動ガンのカテゴリー「電動ガンプラスシリーズ」。このシリーズの特徴は、電動ガンスタンダードタイプにFETを搭載し、東京マルイ純正の「MS・Li-Poバッテリー」に対応していることだ。FETはすでに次世代電動ガンや電動ショットガンに搭載されており、満を持して電動ガンスタンダードタイプに搭載される。Li-Poバッテリーの使用によりトリガーフィーリングやレスポンスの向上だけではなくモーターブレーキも搭載。さらに、異常を検知すると自動停止し、バッテリーやFETの自動動作チェックも可能となった。また、レスポンスアップに伴いメカボックス内のギアやピストンも強化型を採用。実射性能だけではなく耐久性・安全性にも配慮したアップグレードが施されている。このシリーズの第1弾に選ばれたのはブルパップスタイルのP-90だ。

 内部にFETを搭載するだけではなく、P-90 TRで採用されたトリプルレール仕様のレシーバーや新型フラッシュハイダーを採用。ボディは成型色からマットブラックの塗装仕上げとなり、そのスタイルは現行型のP-90を思わせる。セレクターがフルオートポジションにあればトリガーの引き具合によってセミオートになる従来型の特徴が踏襲されている。MS・Li-Poバッテリーを使って実射してみると、セミオートで連射してもしっかり追従するトリガーのキレとレスポンスは、従来型のP-90とまるで別物のようなフィーリング。従来型を撃ったことがある方ならその違いに驚くはずだ。フルオートは連射スピードが向上しただけではなく安定感も加わっており、一定間隔でBB弾がターゲットに吸い込まれていく。とにかく撃っていて気持ちいい。まさに「羊の皮を被った狼」のようなP-90プラスは、P-90オーナーはもちろんP-90が欲しかった方にぜひ手に取ってほしい1挺だ。

 

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2023年5月17日発売

東京マルイ

MS・Li-Po バッテリーシリーズ

 

 

DATA

 

MS・Li-Poバッテリー:スタンダードタイプ

  • セル数:2セル(直列接続)
  • 公称電圧:7.4V
  • 使用可能電圧:6.0V~8.4V
  • 公称容量:1,500mAh
  • 放電レート:35C
  • 価格:¥8,580

 

MS・Li-Po セーフティチャージャー

  • 価格:¥14,080

 

MS・Li-Po バッテリーチェッカー

  • 価格:¥7,480

 

MS・Li-Poセーフティバッグ

  • 価格:¥8,580

 

 

 

 前述したP-90+と同時発売されたリポバッテリーが東京マルイ独自開発による「MS・Li-Poバッテリー:スタンダードタイプ」だ。

 専用ICによる各種保護(過放電防止、過充電防止、放電過電流保護、短絡保護、ゼロボルト充電禁止)機能や温度センサーを搭載(温度判定は銃本体または充電器本体で制御)、さらに内蔵回路によるセル管理を採用することでバランス充電非採用とのこと。接続コネクターはMS・Li-Po専用で、次世代電動ガンMP5A5&MP5SD6、電動ガンプラスシリーズに使用可能となっている。

 また所属する会員が製造販売した小型充電式電池を回収・再資源化するシステムの構築と運営を行なう団体である一般社団法人JBRCに登録されており、廃棄する場合はJBRCの協力店に持ち込めば無料で回収してくれる。電動ガンのパイオニアである東京マルイらしい安全性・信頼性を追求したハイクオリティなLi-Poバッテリーだ。

 

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2023年6月2日発売

東京マルイ

ガスブローバックショットガン

SAIGA-12K

 

 

DATA

  • 全長:666mm/908mm(ストック展開時)
  • 全幅:220mm
  • 全高:72mm
  • 重量:3,140g(空マガジン含む)
  • 装弾数:45発
  • 価格:¥60,280
  • お問い合わせ先:東京マルイ

 

 

 発売が延期されていた東京マルイ初のガスブローバックショットガンSAIGA-12K(以下サイガ)がついに6月2日に発売された。東京マルイのお家芸ともいえる3発同時発射をガスブローバックガンで実現し、実際に発売された製品を手にして完成度の高さをあらためて実感した。

 外観は数あるバリエーションの中からショートバレル(約17インチ)仕様をチョイス。独自のノズル&チャンバー機構により同社のショットガンシリーズと同様、3発同時発射を実現している。ブローバックエンジンはサイガ用に新規開発。チャンバー内に残弾がなくなるとボルトが前進、ハンマーがダウンした状態となるAK特有の機構を再現すべく、マガジン内にガスが残っていてもボルトが前進しハンマーがダウンして作動が停止する「オートストップ機構」を搭載。実銃では12ゲージのショットシェルが5発装填できるボックスマガジンの装弾数は45発(15ショット可能)に変更され、ガスの安定性が増した。さらにガスタンク背面には「温度測定シール」が貼付されており、タンク内のガスの温度管理に役立つ。

 実射すると、激しいブローバックとともにBB弾が3発同時に発射される。トリプル固定ホップアップシステムながらホップアップとBB弾の散開具合が絶妙にセットアップされており、40mくらい先まで有効弾を撃ち込める。20mくらいまでならかなりまとまって撃ち出される。大きなボルトのおかげでリコイルショックは肩にガシガシくる。連射するとさらに面白さがヒートアップ。3発同時発射とハードなリコイルショックが同時に体感できるこのフィーリングは病み付きになりそうだ。温度管理を行なえば連射しても最終弾までしっかり撃ち切れる。マガジンを銃本体にセットするのにややコツがいるもののセットしてしまえば不意に脱落することはない。マガジンが大きいだけにこの点は安心といえる。
 期待を裏切らない完成度を誇る東京マルイのSAIGA-12K。撃てばきっとガスブローバックショットガンの虜になるはずだ。今後のバリエーション展開にも期待大だ。

 


 

2023年6月28日発売予定 発売時期未定

東京マルイ

FINEST BB

 

 

DATA

  • 価格
    • 0.2g(5,000発入り)¥3,300
    • 0.25g(4,000発入り)¥3,300
  • お問い合わせ先:東京マルイ

 

 ハイクオリティなBB弾として多くのユーザーに支持されていた東京マルイの「パーフェクトヒットバイオBB」シリーズが「FINEST(ファイネスト)BB」に名称変更し、パッケージも刷新されて登場する。素材は石油系プラスチックを使用しない天然由来成分PLAに硫酸バリウム(ミネラル成分)、でん粉、添加物を配合。直径誤差±0.01mm以内の高精度研磨仕上げとなっている。東京マルイの次世代電動ガンMP5SD6とグロック17 Gen.4で各重量の集弾性と初速のチェックをしたところ良好な結果が得られており、従来製品同様の高い命中精度と安定した初速を実現している。まずは1kgの増量パックからリリース開始されるとのこと。サバイバルゲームからシューティングマッチまで幅広く活用できるBB弾だ。

 


 

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