往年の米軍特殊部隊セミオートスナイパーライフル

 

　2000年代初頭に米軍特殊部隊で採用されたMk12はSPR（スペシャル・パーパス・ライフル）という名称のとおり、近～中距離で運用する軽量なセミオートスナイパーライフルとして開発された。速射性が高いセミオートスナイパーライフルは多数の敵を相手取っての中距離狙撃などで活躍しているが、そうした運用法の元祖とも呼べる銃である。

 

Mk12 Mod0 SPR 固定ストックver.

 

　E&CはこのMk12を電動ガンでラインアップした。Mod0では特徴的なPRI製の円筒状のハンドガードのほか、レシーバーの「M16」という刻印まで再現している。これはネイビーシールズが採用した、M16A1のロアレシーバーを使用したモデルに見られる特徴で、それを裏付けるようにグリップもA1タイプの物が装着されている。

 

 

 

 

 

 

 

Mk12 Mod1 SPR 固定ストック ver.／伸縮ストックver.

 

　Mod1の固定ストックモデルではナイツアーマメント製のRASハンドガードによって拡張性が高められ、伸縮ストックモデルではフィンガーレスト付きの大型グリップを装着したことでスナイパーライフルとしての説得力を補強している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

　実射性能もいずれのモデルでもE&Cらしく良好で、電子トリガーを標準搭載していることから心地よいフィーリングで射撃ができる。その命中精度はエアコッキングライフルに勝るとも劣らないほどだ。特殊部隊マニアなら1挺持っておきたい傑作である。

 

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E&C
Mk12 Mod0 SPR 固定ストックver.／Mk12 Mod1 SPR 固定ストックver.／Mk12 Mod1 SPR 伸縮ストックver. 電子トリガー搭載 電動ガン

 

DATA

• 全長：960mm／946mm／910～990mm（ストック伸長時）
• 重量：3,140g／2,750g／3,280g
• 装弾数：300発／300発／190発
• 価格：オープン
• お問い合わせ先：キンワ　e-mail：sales@kinwa-co.jp

＊データは前からMod0固定ストックver.、Mod1固定ストックver.、Mod1伸縮ストックVer.

 

 

この記事は月刊アームズマガジン2023年7月号に掲載されたものです。

 

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