昨年末に編集部スタッフが購入し、あまり調子のよくなかったCYMA製M16A4電動ガンのメンテナンス方法を解説する記事の後編。前回はシム調整とモーターの交換を行なうべく、メカボックスの分解まで行なった。今回はいよいよ調整に移る。
※トイガンを分解すると、メーカー保証や修理を受けられなくなります。分解する場合は自己責任の下に行なってください。
メカボックスの分解についてはこちら
メカボックスの洗浄
モーターの位置合わせ
モーターのピニオンギアがベベルギアと適切に噛み合うことで作動音の低下と動力伝達の効率化が図れるだけでなく、各種パーツの耐久性も向上させることができる。今回はベベルギアの高さを基準に各種ギアのシム調整を行なっていく。
シム調整(右側)
シム調整(左側)
試運転・動作チェック
まとめ
今回カスタムを行なったCYMA製M16A4ではモーター交換によるサイクルアップとシム調整による作動音の減少が体感できる仕上がりとなった。トリガーレスポンスも向上し、全体的に調子が良くなった。シムは少なすぎると音が出てしまい、多すぎると抵抗を生んでしまうというものだ。適正なシム厚を選んでギアを軽やかに回すというのは難しく、面倒に思えてしまうかもしれない。しかし、自分が調整したメカボックスが以前より快調に動作したときの喜びというのは実際にメンテナンスを行なったユーザーにしか味わえない格別のものだ。古い電動ガンや海外製電動ガンを持っているのなら、メンテナンスと合わせてシム調整にチャレンジしてみてはいかがだろうか。
この記事は月刊アームズマガジン2023年5月号に掲載されたものです。
※当サイトで掲示している情報、文章、及び画像等の著作権は、当社及び権利を持つ情報提供者に帰属します。無断転載・複製などは著作権法違反(複製権、公衆送信権の侵害)に当たり、法令により罰せられることがございますので、ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。