2019/02/20
リトルアーモリー ブローニングM2重機関銃 ディテールアップ計画
ブローニングM2HBを作ろう!
トミーテックの1/12銃火器プラキット「Little Armory(リトルアーモリー)」に、三脚架仕様のM2重機関銃が加わった。製品は以前発売された対空銃架仕様とは異なり、M3三脚架とM23車載銃架をセットした大物キットになっている。今月の作例ではMGRSリフレックスサイトやマウントなどのスクラッチも行なってみたので、ご覧いただきたい。
LittleArmory ブローニングM2HB
- 発売元/トミーテック
- 価格/¥4,104
※「figma 椎名六花/朝戸未世/照安鞠亜」およびM2重機関銃(対空銃架)、ガンズアクセサリーAは別売です。
塗装レシピ
- 本体=アルマイトブラック+陸上自衛隊OD色、銀でドライブラシ、黒でウォッシングして仕上げ
- 銃身=パーカーガンメタリックで下塗り、アルマイトブラックを上掛け、銀でドライブラシ、ダークブラウンでウォッシングして焼け表現追加
- MGRS=アルマイトブラック
- ホログラフィックサイト=セミグロスブラック、レンズは銀下地にクリアーブルー+クリアーイエロー+クリアー
- レーザーモジュール=つや消し黒、ダーググレーでウォッシング
フィードカバーは開閉可能で、軟質樹脂製の弾帯も付属。M3三脚架には面相筆で里島高校普通科の備品を示す表記を入れてみた
一部自作によるアクセサリー一式。MGRSもマウント同様プラ板工作によるものだが、部分的にプラモデルのパーツを流用してディテールアップし、レンズには透明プラ板をはめ込んだ。ほかに「ガンズアクセサリーA」よりホログラフィックサイトやレーザーモジュール等も装備可能に。グリップハンドルは接着せず、マウントを着脱できるようにしている
マウントの製作
今回はM2用のマウントを実物写真を参考にスクラッチしてみた。まずはノギスで計測した寸法に合わせてプラ板を切り出す。その際T型定規や直角定規を使用し、精度を保つようにしよう
切り出したプラ板をマウントの形になるようプラ用セメントで貼り合わせ1日以上置いて乾燥したら、積層跡をヤスリで削って仕上げる。この時も斜めにならないよう少しずつ、定規を当てながら作業しよう
断面は一見複雑だが本体とのはめ合わせが直線的なので、工作は単純だ。ただしプラ板を接着する場合も直角や平行に注意して進めよう。シンプルな形状の物ほど後で歪みが目立ちやすいのだ
「ガンズアクセサリーA」のレールを3面に貼り付ける。レーザーモジュールを干渉なく装着できるように位置決めした
最後に各部のC面取り(角を落とすこと)やピンバイスで穴のディテールを追加したらマウントは完成
figma 椎名六花/朝戸未世/照安鞠亜とM2重機関銃(対空銃架)と組み合わせ、.50口径づくしにしてみた。M2と並べると、バレットが小さく見えてしまう
(c)TOMYTEC
製作・文/國谷忠伸
この記事は2019年3月号 P.130~131より抜粋・再編集したものです。