2022/12/02
通称“レッド9”と呼ばれたモーゼルピストル「A!CTION モーゼルC96 レッド9 モデルガン」
第一次世界大戦時のドイツ軍用銃、モーゼルC96
実銃のモーゼルC96は1896年にドイツのモーゼル(もしくはマウザー)によって開発され、口径は.30モーゼル(7.62mm×25)、プロップアップ式ショートリコイル、トリガー前方に設けられた固定式マガジンなどユニークな特徴を有しており、グリップの形状からブルームハンドル(箒の柄)やモーゼルミリタリー、モーゼルピストルとも呼ばれる。
モーゼルはよく知られている銃器メーカーだが、代表作はこのC96やM1910、Kar98k、HScなどそれほど多くはない。C96のバリエーションの中でも「レッド9」は、第一次世界大戦時のドイツ軍で採用された9mm×19弾仕様のM1916というモデルで、カートリッジの混用を避けるためにグリップに赤色で「9」と刻まれており、通称「レッド9」と呼ばれている。
A!CTIONならではのマニアックな“レッド9”モデルガンが登場
ミロクのリバティチーフをモデルガンで再現して話題を呼んだモデルガンメーカーA!CTIONから、このモーゼルC96レッド9のモデルガンが登場した。A!CTIONはこのレッド9を高比重樹脂を使用したダミーカート式モデルガンで製品化。他のオートマチックピストルにはない独特な形状のボディが再現され、ボルトを後退させてクリップを使用して実銃同様にダミーカートを装填することができる。グリップ側面に大きく彫り込まれた「9」の文字も忠実に再現されている。
色はマットブラックとブルースチールが用意されている。C96は知名度、人気度ともに高い割には製品化されることが少なかっただけに、欲しかった人はぜひとも手に入れてほしい。
A!CTION
モーゼルC96 レッド9 モデルガン
DATA
- 全長:308mm
- 全高:155mm
- 全幅:40mm
- 重量:845g(カートリッジ含まず)
- 装弾数:10発
- 価格:マットブラック、ブルースチールともに¥49,500(ダミーカート10発、クリップ付き)
- お問い合わせ先:エム・アイ・イー総研アクション事業部
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
MODEL:凛咲子(Risako)
PHOTO:須田壱
HAIR&MAKE UP:伊達美紀
撮影協力:バトルシティ
この記事は月刊アームズマガジン2023年1月号 P.92~93をもとに再編集したものです。