2021/12/11
伝説のメイドインジャパン・リボルバー「A!CTION リバティチーフ.38スペシャル 2インチ モデルガン」
新進気鋭のモデルガンメーカーが送る製品第1弾!
日本製の貴重な民間市場向けリボルバー
リボルバーを製造するメーカーといえばスミス&ウェッソン、コルト、スタームルガーの御三家を中心にマイナーメーカーがひしめき合っている。ハンティングやクレー射撃用のショットガンやライフルの製造で有名な数少ない国内実銃メーカーであるミロク製作所は、1962年から1968年にかけてアメリカで販売された口径.38スペシャル、装弾数6発のダブルアクションリボルバー「リバティチーフ」を製造していたことがあった。
※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。
よく知られている二十六年式拳銃や南部十四年式、九四式拳銃、ニューナンブM60といった国産拳銃は軍・警察用であり、国内の銃器メーカーが日本国内の民間市場向けに作った拳銃はない。その中でリバティチーフはアメリカとはいえ民間市場で販売されたリボルバーであり、貴重で唯一無二の存在といっても過言ではない。
伝説のメイドインジャパン・リボルバーを発火モデルガンで初めて再現
新進気鋭のモデルガンメーカー「A!CTION(ア!クション)」はこのリバティチーフを製品第1弾としてチョイス。ヘビーウエイト樹脂製の発火式モデルガンとしてトイガンで初めて再現した。数種類存在するバリエーションの中から最もアメリカに渡ったとされる「MarkⅥ」と言われるタイプをチョイス。リバティチーフが登場した当時の代表的なスナブノーズリボルバーであるS&W M36チーフススペシャルとコルトのディテクティブスペシャルをブレンドしたかのような外観や操作性を有している。
今後にも期待が膨らむA!CTION製品の第1弾
実際に手にしてみると、装弾数が6発にもかかわらずコンパクトなボディと操作性の良さを両立させており実に興味深い。トリガーフィーリングはS&Wアクション並みにスムーズで確実に作動する。
リバティチーフは写真の2インチのほかに3インチ、キットモデルがラインアップされる。次回作はモーゼルC96レッド9モデルガンとアナウンスされており、こちらも期待できる。今後もA!CTIONのモデルガンからは目が離せそうにない。
A!CTION
リバティチーフ.38スペシャル 2インチ モデルガン
DATA
- 全長:164mm
- 全高:113mm
- 全幅:36.5mm
- 重量:500g(カートリッジ含む)
- 装弾数:6発
- 価格:¥55,000(発火カート6発付き。500挺限定)
- お問い合わせ先:エム・アイ・イー総研アクション事業部
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2022年1月号 P.110~111より加筆・再編集したものです。