ミリタリー

2022/09/20

【Army Week】強い結束を象徴する日米国旗パッチ【在日米軍】

 

 在日米陸軍キャンプ座間(神奈川県相模原市・座間市)で6月17日に開催された「第247回Army Week 祝賀・表彰・パッチ式典」では、在日米陸軍の兵士による日米国旗パッチの着用開始が発表され、日米同盟の結束の強さをアピールした。今回はその模様をお届けしよう。

 


 

 

 アメリカ独立戦争当時、1775年6月14日に結成された大陸軍(ContinentalArmy)を起源とするアメリカ陸軍は、今年2022年6月14日で247回目の誕生日を迎えた。その記念行事の一環としてキャンプ座間では毎年「ArmyWeek(米陸軍週間)」があり、今年はコロナ禍の影響から3年ぶりの本格開催となった。この式典では、在日米陸軍の兵士が新たに「日米国旗パッチ」の着用を開始したことを発表。在日米陸軍司令官のジョエル・B・ヴァウル少将は「星条旗の“星”は常に前を向き、任務を完遂するため先頭に立つ姿勢を。日の丸は日本とのパートナーシップ、日本の防衛へのゆるぎない姿勢を象徴している」とコメントし、日米同盟の結束の強さを改めて強調した。

 

式典のため整列した在日米陸軍の兵士たち。日米国旗パッチは左肩に付けるため、ベースをあけている

 

在日米陸軍司令官のジョエル・B・ヴァウル少将(写真左)と在日米陸軍最先任上級曹長のジェリー・L・ドッドソンJr.最先任上級曹長(写真右)が互いの左肩に日米国旗パッチを取り付け、その後選ばれた兵士にヴァウル少将からパッチが授与された

 

整列する在日米陸軍兵士たちも、一斉に日米国旗パッチを装着

 

日米同盟の結束をイメージした日米国旗パッチはFDEカラーのサブデュード(ロービジ:低視認性)仕様。その下は在日米陸軍のパッチ(富士山が描かれている)

 

陸上自衛隊座間駐屯地の第4施設群の隊員も表敬のため参列

 

Army Weekでは日米交流の一環としてさまざまなスポーツイベントが開催。陸上自衛隊のチームはサッカー大会で優勝しており、ヴァウル少将から賞状と日米国旗パッチが授与されている

 

Text & Photos : 笹川英夫
取材協力:在日米陸軍司令部広報(USARJ PAO)

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年9月号 P.156をもとに再編集したものです。

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