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2022/06/18

元特殊部隊隊員が描いた小説を映像化。新作ドラマ「ターミナル・リスト」に注目!!

 

緻密に描かれた、凄絶なる復讐劇

 

 2022年7月1日よりPrime Videoで、Amazon Originalドラマシリーズ『ターミナル・リスト』の独占配信がスタートする。この作品は陰謀に巻き込まれたNAVY SEALsの隊長を主人公としており、アクションムービーで定評のあるクリス・プラットが主演を務める。他にも豪華キャストが揃っていることから、編集部が注目している作品の1つだ。今回はその作品を紹介させていただこう。

©Amazon Studios

 


 

 

ターミナル・リスト

 

 『ターミナル・リスト』はPrime Videoで独占配信されるオリジナルドラマだ。『トゥモロー・ウォー』や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのクリス・プラットが主演する本作は、ジャック・カーのベストセラー小説“The Terminal List”(ハヤカワ文庫)を原作にした全8話構成のアクションビデオシリーズだ。

 製作総指揮はクリス・プラットが兼任するほか、『マグニフィセント・セブン』(2016)のアントワーン・フークアやデイビッド・ディジリオ、ジョン・シューマッハ、脚本のダニエル・シャタックらが名を連ね、原作者であるジャック・カーも脚本と製作総指揮を兼任している。

 演者は、『バトルシップ』(2012)のテイラー・キッチュ、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのショーン・ガン、さらにアーノルド・シュワルツェネッガーの息子パトリック・シュワルツェネッガーら多彩な顔触れが並ぶ。まさにこの演者たちを見られるだけでも見る価値がある作品だろう。

 

 

原作者は元特殊部隊隊員

 

 この作品の魅力の1つは、作中における緻密な表現だ。特殊部隊の装備や銃器のセットアップなど資料を見るだけでもその本格さに驚かされる。だが、それもそのはず、原作者のジャック・カーは元アメリカ海軍特殊部隊SEALの隊員だという。彼はチーム・リーダー、小隊長、部隊長、任務隊長として、様々なSEALを率いてきたキャリアを持ち、海軍特殊戦で20年のキャリアを積み重ねてきた。2016年に除隊し、2018年にこの作品で小説家としてデビュー。その経験を遺憾なく発揮して作品を描いている。

 

原作はハヤカワ文庫より日本語翻訳版が出版されている

 

迫真の銃撃と、装備の緻密さ

 

 公開が待ちきれなかった編集部スタッフは、原作を日本語訳した小説『ターミナル・リスト』(著者:ジャック・カー、訳者:熊谷千寿、発行所:早川書房)を購入した。読んでみると、最初から臨場感あふれる描写によって思わず作中に引き込まれてしまう。

 装備の描写は本格的であり、淡々と狙撃の準備をする瞬間ですら、目の前にその情景が浮かぶようだ。耳を劈く銃声、身体を襲う衝撃、その中ですら冷え切った思考回路――原作者が戦場で感じたそれらを充分に表現している。また登場人物たちが装着している装備も描写されており、Nightforce、OPS-COREといった軍・法執行機関御用達のメーカーの装備が登場。もちろん銃器も豊富であり、SIG SAUER P229、Mk48 Mod1軽機関銃、LAW携帯式対戦車兵器といった多彩な銃器が作品を彩っている。読んでいるといつの間にか時間を忘れるほど引き込まれる小説だ。

 

 

『ターミナル・リスト』は7/1より配信開始

 

 そんな読み応えのある小説が原作となるAmazon Originalドラマシリーズ『ターミナル・リスト』。原作で描かれた銃撃やアクション、装備の数々が映像化されると思うと、今から楽しみで仕方がない。クリス・プラットが演じるNAVY SEALsの隊長はどのようなドラマを見せてくれるのだろうか? 気になった方はぜひチェックしていただきたい作品だ。

 

『ターミナル・リスト』場面写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ターミナル・リスト

7月1日(金)よりPrime Videoで独占配信開始

©Amazon Studio

 

TEXT:珈琲

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