エアガン

2022/05/24

ライフルスコープのつけ方のコツ【初心者向け】

 

ライフルスコープのセットアップ

 

 スナイパーライフルに欠かせないアイテムと言えばライフルスコープだ。狙いを定めるだけではなく、相手との距離を計測したり、周囲の状況を確認する役割がある。ライフルスコープは正しくセットアップすれば、相手に正確な一撃を与えることができるが、セットアップ方法を間違えると、ライフルスコープは単なる望遠鏡になってしまう。ここではボルトアクションライフルにおけるライフルスコープの正しいセットアップ方法をご紹介しよう。

 

 


 

ライフルスコープのチューブ径は一般的に1インチ径(写真上)と30mm径(写真下)に分類される。実銃用として33mm径や34mm径などイレギュラーなサイズもある

 

ライフルスコープを装着するのに欠かせないのがマウントリング。1インチ用(写真左)と30mm用(写真右)がある。自分が所有するライフルスコープのチューブ径を必ず確認しよう

 

対物レンズ径やマウントベースの長さや位置で使用すべきマウントリングの高さが変わる。また、低すぎると狙いづらくなり、高すぎると頬付けが甘くなるので注意が必要だ

 

銃に装着する際に注意したいのが対物レンズ径だ。写真左から50mm径、42mm径、32mm径。50mmのような大径のものは低いマウントリングでは装着できない

 

対物レンズ径が大きく、かつ写真のASW338のようなロングレングスのマウントベースの場合、マウントリングが低いと対物レンズが干渉して装着できない

 

ロングレングスのマウントベースの場合、高さのあるマウントリングを使用する、もしくは対物レンズ径の小さいライフルスコープを選ぶことで装着できる

 

ライフルスコープを低くマウントしすぎると、ボルトハンドルが対眼レンズ部分に干渉するおそれがある。マウントリング選びは慎重に行なうこと

 

エジェクションポートが右側にあるボルトアクションライフルの場合、マウントリングはロックナットのあるほうを左側にして装着する

 

マウントリングにライフルスコープを載せて、実際に構えてライフルスコープを覗きながらおおむねの前後位置と垂直を出す

 

ライフルスコープのアイレリーフやストックの長さ、さらに頬付けした時の覗きやすさを考慮しながら固定する位置を決める

 

このマウントリングは4つのネジで上下が固定されている。それぞれを均等に締め込むために、対角線の順番でネジを締め込んでいく

 

完全にネジを締め込む前に、垂直が出ているかどうかしっかり確認する。この際、平行な机の上などに銃を載せたほうが垂直が確認しやすい

 

 ボルトアクションライフルにエアガンを載せるときはぜひ参考にしていただければ幸いだ。

 

TEXT:アームズマガジンウェブ編集部

 


 

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