2022/04/04
“バラライカ”の異名を持つ傑作SMG「S&T PPSH-41 フルメタル&リアルウッドストック 電動ブローバック」
旧ソ連の傑作SMG、PPSh41
数あるサブマシンガンの中でもその国を象徴するものがある。トンプソンならアメリカ、MP40ならドイツといった感じだ。そしてロシアといえばPPSh41が最初に浮かぶのではないだろうか。バラライカあるいはマンドリンの異名でも知られるこのサブマシンガンは第二次世界大戦時にロシアで採用され、ロシアが戦ったすべての戦場でその姿が確認されている。
堅固な作りにシンプルな構造が戦場では支持され、ドラムマガジンが象徴するように弾をバラ撒くことを前提とした設計で、数で押すロシアの戦術に合ったPPSh41はロシアらしいものであった。しかしこれだけ有名でありながら、今までトイガンとしてあまり製品化されることはなかった。そこで今回は第二次世界大戦で活躍した銃器の再現に力を入れているS&Tの電動ガンを紹介する。
メタルボディとリアルウッドで再現した豪華な電動ガン
最初に目を引くのはリアルな木製ストックとメタルボディだ。高い剛性を誇る本体は少々ラフに扱ってもビクともしない。それとは反対に肌に触れる箇所には木材が使われているので使用するには快適さすら感じられる。内部メカはスタンダード電動ガンだが、ピストン連動型の疑似ブローバック機能が付いているので撃つたびにボルトカバーが動いてリコイルを感じられる構造だ。
電動ガンとしてもホップアップの効きは安定しており高い実射性能を発揮する。装弾数2,000発のドラムマガジンと相まって頼りになる存在だ。コレクション性の強いモデルだがサバゲーにも使いたくなる電動ガンとなっている。
S&T
PPSH-41 フルメタル&リアルウッドストック 電動ブローバック
DATA
- 全長:840mm
- 重量:3,800g
- 装弾数:2,000発
- 価格:¥52,800
- お問い合わせ先:UFC e-mail:wholesale@ufc-web.com
TEXT:IRON SIGHT/アームズマガジンウェブ編集部
MODEL:有村のぞみ(Nozomi Arimura)
PHOTO:須田壱
HAIR & MAKE UP:伊達美紀
撮影協力:バトルシティ
この記事は月刊アームズマガジン2022年5月号 P.108~109をもとに再編集したものです。