2022/02/01
米EMGが正式ライセンスモデル化「UDP-9&SCW-9 G3フルメタル電動ガンシリーズ」
ANGSTADT ARMSのPCCを再現
PCCの有力メーカー、ANGSTADT ARMSとは
ピストルキャリバーカービン(PCC)とはその名のとおり拳銃弾を使用したカービンのことで、中距離から近距離での命中精度を重視している。今までこのような用途にはH&K MP5が使われてきたが、近年はARタイプも多く登場している。アメリカ・ノースカロライナ州にあるANGSTADT ARMSもARピストルを製造するカスタムガンメーカーの1つだ。
同社が有名になったのは、近年のアメリカ軍による警護用SMGのトライアルに参加したことからで、惜しくも不採用になってしまったが、PCCの有力メーカーへと上り詰めている。
オフィシャルライセンスドモデルとして4機種が堂々登場!
この人気のPCCをトイガン化しようとしたのがアメリカのトイガンディーラーEvike Manufacturing Group(EMG)だ。ANGSTADT ARMSから正式ライセンスを取得し、S&Tに製造を依頼した異色の電動ガン。ライセンスドモデルだけにANGSTADT ARMSのUDP-9とSCW-9が正確に再現されている。内部に磁気センサー式のG3電子トリガーが採用され素早いサイクルとキレのある作動が堪能できる。
CQBクラスのUDP-9 10.5インチモデル
10.5インチモデルはこのモデルの中では最長サイズ。電動ガンでは一般的にCQBと呼ばれるクラスのもので多くのユーザーに馴染み深いサイズであろう。剛性の高いメタルレシーバーに拡張性の高いハンドガードなどすべてが余裕を持った作りとなっている。八角形のハンドガードはフリーフロート構造なのでどんなにウェポンアクセサリーを追加しても命中精度に影響は一切ない。安心してオールマイティーに使えるフラッグシップモデルだ。
SMGクラスのUDP-9 7.5&6インチモデル
7.5インチモデルと6インチモデルの両モデルはサブマシンガンクラスの大きさの電動ガンだ。マガジンサイズからも王道と呼べるのでサブマシンガン愛用者ならこのレングスがお薦めだ。M4カービン譲りの操作性は使い勝手がよく、違和感なく受け入れられるであろう。サイレンサーなどを付けても邪魔にならないサブマシンガンはカスタムするのに最適である。この2挺は軽量でバランスの取れたサブコンパクトモデルの代表的なモデルとなっている。
PCC一番人気のSCW-9 4インチモデル
最小モデルの4インチモデルはピストルクラスのバレル長が特徴のベリーショートカービンだ。アメリカ陸軍のサブコンパクトウェポン選定プログラムに提出されたのもこのレングスであり、PCCとしては一番人気である。フロント部に合わせてストックも限界までショート化され、取り回しはハンドガンと同様だ。アグレッシブに動き回るプレイヤーや接近戦を好むプレイヤーなら4インチモデルが欲しくなるはずだ。
S&T/EMG
UDP-9&SCW-9 G3フルメタル電動ガンシリーズ
DATA
UDP-9 10.5インチG3フルメタル電動ガン
- 全長:663mm/755mm(ストック伸長時)
- 重量:2,630g
- 装弾数:90発
- 価格:BK、TANともに¥42,350
UDP-9 7.5インチG3フルメタル電動ガン
- 全長:596mm/688mm(ストック伸長時)
- 重量:2,555g
- 装弾数:90発
- 価格:BK、TANともに¥41,580
UDP-9 6インチG3フルメタル電動ガン
- 全長:549mm/640mm(ストック伸長時)
- 重量:2,455g
- 装弾数:90発
- 価格:BK、TANともに¥40,480
SCW-9 4インチG3フルメタル電動ガン
- 全長:399mm/491mm(ストック伸長時)
- 重量:2,180g
- 装弾数:90発
- 価格:BK、TANともに¥39,380
- お問い合わせ先:UFC e-mail:wholesale@ufc-web.com
TEXT:IRON SIGHT/アームズマガジンウェブ編集部
MODEL:青空ひかり
PHOTO:須田壱
HAIR & MAKE UP:伊達美紀
撮影協力:ユニオンベース
この記事は月刊アームズマガジン2022年3月号 P.100~103をもとに再編集したものです。