2018/12/23
MILITARY BODY MAKE【2019年1月号掲載】
元自衛官 YAMA が教える実戦向け肉体改造
自衛隊で上腕二頭筋と言えば、重たい物品を運んだり、銃を安定して構えるのに重要な筋肉でした。そのため、当時は斜め懸垂をしたり、ダンベルを使ってアームカールで鍛えていました。
当時、私が初めて市街地戦闘訓練をやった時に、銃口を真っ直ぐ前に向けることが出来ないほどパワー不足でした。基本の姿勢が取れないため、まともに訓練参加が出来なかったことがとても悔しかったのを今でもよく覚えています。
この悔しい経験をした日から、筋トレで上腕二頭筋を鍛える事を始めました。上腕二頭筋は鍛えるのがとても難しい部位でもあります。肩や前腕に力が逃げてしまって、ピンポイントに鍛える事が難しいのです。
そのため、最初は鏡を見ながら角度を確認したり、フォームに気をつけながら行ない、力が分散しないやり方を試行錯誤しながらトレーニングしていました。
トレーニングを続けていくうちにコツも掴んできて、鏡で確認しなくてもピンポイントに鍛えられるようになり、みるみるパワーが増していきました。
おかげさまで基本の姿勢を構えられるようになり、訓練にもしっかり参加することが出来ました。自衛隊を辞めてからはジムに通い、マシンやダンベルを使って上腕二頭筋を鍛え続けています。
読者の皆様はサバゲ好きな方が多いと思いますので、銃を構えるのにとても重要な筋肉「上腕二頭筋」を是非、鍛えてみてはいかがでしょうか(*^^*)
モデル:YAMA(元自衛官)
撮影:須田壱(スタジオゼット)
協力:
シーズンズ
ビッグファイタープロジェクト
ギアの使い方を覚えてジムに行こう!
バーベル A barbell
肉体改造、シェイプアップをしたいと思い立ち、ジムに行こうかなと考えても、「器具の使い方が分からないしなぁ」と二の足を踏む人も多いはず。そこで、代表的なギアの使い方を紹介し、アームズ読者を立派なトレーニーに育てていきたいと思う。また本誌記事ではAR動画でも解説をしているので、併せて視聴してもらいたい。
ベンチプレス
ウェイトトレーニングで一番代表的なトレーニングといってもよいベンチプレス。大胸筋を鍛える。肩甲骨を寄せて、胸のストレッチを意識して行なう。使用重量が重くなると手首を傷めやすくなるので注意しよう。
スクワット
大腿筋、大臀筋を主に鍛えるスクワット。バーを身体の中心で支えて、足を腰幅くらいに広げて行なう。椅子に座るようなイメージでしゃがみ、膝があまりつま先より前に出ないように気をつける。
デッドリフト
あまり知られていないが、筋トレのビッグ3の1つであるデッドリフト。背中を広範囲に鍛えることが出来る。腰を曲げないように気をつけて、背筋がまっすぐ伸び、胸を張れるように持ち上げる。
この記事は2019年1月号 P.218~219より抜粋・再編集したものです。