エアガン

2022/02/03

「BURST」モードを再現!! 湾岸戦争で活躍した「M16A2 電子トリガー搭載電動ガン」

 

湾岸戦争で活躍したM16A2を復刻

 

E&C M16A2 電子トリガー搭載電動ガン

 

 米軍で1983年に採用されたM16A2。ベトナム戦争終結後、北大西洋条約機構(NATO)の制式弾であるSS109弾にあわせるかたちでM16A1からアップグレードされたモデルである。改良点は多岐に及び、新弾薬対応のブルバレル、新型フラッシュハイダー、円筒形ハンドガード、強化型レシーバー、A1よりやや長くなった固定式ストックなどが採用されている。
 また特筆すべきは、弾薬の節約や命中精度向上を目的としてフルオートに代わって3点射バーストポジションが導入されたことだ。ただこのバースト機構は不具合などもあり兵士からの評判は散々だったようだ。そんなM16A2は1991年に勃発した湾岸戦争に投入されたが、その後改良型のM16A3、M16A4が採用されたのち1990年代後半以降はM4A1カービンに取って代わられることになる。

 

E&C M16A2 電子トリガー搭載電動ガン
マガジンハウジング部分に「M16A2」の刻印が施されたアッパー/ロアレシーバー

 

E&C M16A2 電子トリガー搭載電動ガン
全周にリブが設けられた円筒形型の樹脂製ハンドガード。このデザインはM4A1カービンにも受け継がれた

 

E&C M16A2 電子トリガー搭載電動ガン
A1よりもやや長くなった固定式の樹脂製ストック。電動ガンのバッテリーコンパートメントはストック内に設けられている

 

電子トリガー搭載だからバーストモードも再現できる!

 

 先代のM16A1、後のM4A1カービンよりちょっと影の薄いM16A2だが、E&Cは最新技術を盛り込んで電動ガン化した。
 特徴的な外観に加えて、ロアレシーバーのセレクターポジションには「BURST」モードを再現。標準装備されたE&Cオリジナル電子トリガーシステムは3点射バーストを含めた5つの発射モードから選択できるので、すなわち実銃同様のセレクターモードも楽しめることになる。

 

E&C M16A2 電子トリガー搭載電動ガン
セレクターモードは実銃同様セーフ、セミ、バーストとなっている(E&Cはフルオート発射可)。エジェクションポート後方にはA1になかったケースディフレクターが追加されている

 

E&C M16A2 電子トリガー搭載電動ガン
固定式キャリングハンドルには大型のウインデージ/エレベーションノブにより調整しやすくなったリアサイトが付属

 

E&C M16A2 電子トリガー搭載電動ガン
通称:A2タイプグリップはフィンガーチャンネルが追加されたものでホールドしやすくなっている

 

 1990年代の米軍を再現したウッドランド装備で揃えるなら、このM16A2を選びたい。また同時にリリースされたM16A1電動ガンと並べてM16の変遷を観察してみるのも面白そうだ。

 

E&C M16A2 電子トリガー搭載電動ガン

 


 

E&C
M16A2 電子トリガー搭載電動ガン

 

DATA

  • 全長:1,004mm
  • 重量:2,870g
  • 装弾数:300発
  • 価格:オープン
  • お問い合わせ先:キンワ e-mail:sales@kinwa-co.jp

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年3月号 P.105をもとに再編集したものです。

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