2021/12/15
電動ガンのバッテリーが長持ちさせる【5+3のポイント】
バッテリーを長持ちさせるコツ
電動ガンのパワーソースとして用いられているバッテリー。繰り返し充電が可能で便利だが、かなりデリケートなアイテムだ。うっかり半年ほど放置してしまい、充電ができなくなってしまったというユーザーもいるのではないだろうか。
バッテリーをどう保管すれば長持ちさせられるだろうか。今回はメーカー協力の元、バッテリーを長持ちさせるポイントをご紹介しよう。
バッテリーは生き物
バッテリーは電動ガンに限らず、すべてにおいて正しい管理下によって最適なパフォーマンスを発揮する。適切な管理というと難しそうなイメージを思い浮かべるかもしれないが、知識や技術を要するようなことをするわけではないので安心してほしい。
では、簡単に長持ちのコツを列挙しよう。
リポバッテリーの長持ちのコツ
- 充電する際は必ずLi-Po対応充電器を使用する
- 充電時はバランス端子を充電器に差し込む
- バランス充電機能やリポチェッカーで調子を整える
- 満充電(100%)よりも80~95%の状態で保管する
- 最低使用電圧以下になるまで使用しない
ニッケル水素バッテリーの長持ちのコツ
- 充電前には必ず放電を行なう
- 急速充電機能を使用する
- バッテリーが弱ってきたらサイクル充電を行なう
簡単に説明すると、リポバッテリーはバッテリー内のバランスが非常に重要になってくる。バッテリーにはセルと呼ばれる蓄電部が複数個備わっているが、そのセルの蓄電量のバランスが偏りやすいのでこまめな調整が必要なのだ。
ニッケル水素バッテリーは蓄電量が多いが、電力が残っている状態で充電を行なうと蓄電能力が低下し、満充電できなくなるという弱点もある。充電前の放電や急速充電で性能を最大限に引き出すことができるのだ。
詳しい解説は解説コーナーで補足するので、そちらもチェックしていただきたい。
バッテリーの管理に便利なアイテム
リポバッテリー、ニッケル水素バッテリーなどのバッテリーはどれも繊細な部分があり、長持ちさせるには上記の点を気をつけなければならない。だが、自動的にそのバッテリーの調子を見てくれるアイテムも存在する。それが今回、バッテリーの正しい取り扱い方をご教授していただいたハイテック・マルチプレックス・ジャパンさんの製品だ。こちらの製品は高品質なバッテリーはもちろん、それを管理するアイテムも豊富にある。電動ガンユーザーはぜひチェックしていただきたい。
X1 NANO プレミアム 充電・放電器
- 価格:¥15,950
- メーカー:ハイテック・マルチプレックス・ジャパン
- 対応バッテリー:Li-Po、Li-Fe、Li-Ion、Li-HV、Ni-MH、Ni-Cd、PB(鉛)
- 付属品
- XT60ケーブル2ピンT型
- XT60ケーブルXT30
- XT60ケーブルバナナプラグ
- XT60ケーブルワニ口クリップ
- AC電源コード
- 取扱説明書
※タミヤコネクター(ミニS)を充電する場合は同社製「XT60ケーブルタミヤタイプ」と「タミヤコネクターラージタイプ(メス)→ミニSタイプ(オス)」の変換コネクターが別途必要となります。
リチウムポリマーバッテリーのバランス充電やニッケル水素バッテリーのサイクル充電を1台で行なえるだけでなく、放電や急速充電などバッテリーの管理に必要な機能がすべて備わっている高性能充電器だ。価格は他の充電器と比較すると少し高めだが、その分機能面が充実しておりバッテリーのライフサイクルを伸ばせると考えればお買い得な製品だともいえる。
LiPo Checker(リポ・チェッカー)
- 価格:¥2,750
- メーカー:ハイテック・マルチプレックス・ジャパン
- リチウムポリマーバッテリー(Li-Po)専用
リチウムポリマーバッテリーのバランス端子を差し込むだけで蓄電残量や各セルの電圧をチェックすることができる。また、各セルの電圧バランスを自動で補正してくれるのでバッテリーのメンテナンスにも使用できる優れものだ。
まとめ
バッテリーを長持ちさせるためにはある程度手をかけて世話をしてやる必要があり、やや面倒な物だと思われる方もいるかもしれない。しかし電動ガンのパワーソースとしてバッテリーは無くてはならない存在だ。バッテリーコンディションによっては電動ガン自体の性能低下を招くこともあるので、正しい知識を身に付け適切に取り扱うことが大事だ。詳しい解説もぜひ見ていただき、取り扱いに気をつけていただければ幸いだ。
免責事項
ニッケル水素バッテリー、リチウムポリマーバッテリーは使用方法を誤ると液漏れ、発火、破裂及び火傷や物への変形、引火の原因となる事があります。火災、死亡事故に至る危険性を持つことを充分に理解して慎重にお使いください。また、本記事はハイテック・マルチプレックス・ジャパン様の監修を受け、注意を払ったうえで作成を行なっておりますが、バッテリーという化学的性質を持つ物体を取り扱う以上、絶対に安全という保証は致しかねます。よって本記事を参考に行なわれた如何なる行為におかれましても株式会社ハイテック・マルチプレックス・ジャパン様と株式会社ホビージャパン及びアームズマガジン編集部、ライター当人は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
監修:Hitec Multiplex Japan(ハイテック・マルチプレックス・ジャパン)
TEXT:津軽太郎