2021/12/03
機械式可変プリコック機構搭載「C.A.T. AR-15 Explorer&Legend 電動ガンシリーズ」
世界初!機械式・可変プリコック機構が搭載されたユニークな電動ガンが登場
電子制御式で普及している「プリコック機構」とは?
近年の電動ガンのトレンドといえば電子制御による発射モードの切り替えやトリガーストローク、コッキングポジションのコントロールだろう。電動ガンの電子制御(電子化)はもともとはカスタムショップのチューニングメニューから始まったが、今ではファクトリーモデルに電子トリガーシステムが標準装備されるなど当たり前のものになりつつある。
通常の電動ガンは、トリガーを引いてからモーターが回転してピストンをコッキングする(後退させる)ためBB弾を発射するまでにタイムラグがわずかに生じてしまう。そこで、このタイムラグを解消するために、トリガーを引く前にピストンがあらかじめコッキングされた状態(後退位置で保持された状態)、いわゆる「プリコック」状態にしておくのが理想的なのだ。プリコック状態を作り出すために電子制御では電気的にブレーキをかけることで実現している。
機械式で可変プリコック機構を実現
一方、今回紹介するC.A.T.の電動ガンは電子制御に頼らない機械式かつ可変プリコック機構が搭載されたモデルだ。
C.A.T.は電動ガンのチューニングやカスタムパーツで知られるAIRSOFT97の技術協力により独自開発された意匠登録出願中のオリジナルパーツ「メカニカル・アジャスタブル・プリコック(MAP)」セクターギアを搭載。電気的なブレーキではなくセクターギアによってコッキングポジションをコントロールすることで安定したプリコック状態を実現している。
トリガーを引くと即座にピストンが開放され、素早いセミオート連射が可能になる。逆転防止ラッチ解除機構の採用、付属の専用ツールを用いてテイクダウン状態からプリコック強度の設定変更ができる。
C.A.T.の電動ガンの特徴はこれだけではない。既存の電動ガンと同一のディメンション、汎用規格のホップチャンバーを取り入れながらピストンストロークを短縮することでメカボックスのコンパクト化に成功。リアルなテイクダウン機能の実現と上下分割式のスプリット式メカボックスが採用されている。
2グレードで8.5インチと10インチ、計4機種でデビュー
ラインアップはスケルトンレシーバーにM-LOKハンドガードを装着した上位モデルのLegend(8.5インチ、10インチ)と、ノーマルレシーバーにM-LOKハンドガードを装着したExplorer(8.5インチ、10インチ)の合計4機種。伸縮・折り畳み可能なMPS(マルチ・パーパス・システム)ストックが標準装備されている。
構造を大幅に変えることなくメカニカルなアプローチからセミオートのキレにこだわったC.A.T.の電動ガン。詳しい性能、特徴については一般販売モデルが入手出来次第レポートする。
※写真は一般販売前の先行販売品です。実際に一般販売される商品とは異なる場合があります
C.A.T.
AR-15 Explorer&Legend 電動ガンシリーズ
AR-15 Legend 10" CAT-01/AR-15 Legend 8.5" CAT-02
- 全長:720mm~810mm/670mm~760mm(ストック伸長時)
- 重量:2,250g/2,300g
- 装弾数:130発
- 価格:オープン
AR-15 Explorer 10" CAT-03/AR-15 Explorer 8.5" CAT-04
- 全長:720mm~810mm/670mm~760mm(ストック伸長時)
- 重量:2,300g/2,350g
- 装弾数:130発
- 価格:オープン
- お問い合わせ先:AIRSOFT97
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2022年1月号 P.28~29より抜粋・再編集したものです。