エアガン

2021/06/25

USSOCOM制式採用のLMG電動ガン「Mk48 Mod.0 & Mod.1」

 

USSOCOM制式採用のMk48を電動ガンで初めて再現

 

 実銃のMk48はFN M249 MINIMIの発展版で、USSOCOMに制式採用されたMk46をベースに口径をボアアップして7.62mm×51弾仕様としたものだ。同じカートリッジを使用するFNMAGとは異なり、Mk43 Mod.0(M60E4)の後継機種としてUSSOCOMに制式採用されている。
 発射方式や操作方法はMk46を継承しつつベルトリンクによる給弾方式のみとなっている。バリエーションとして固定ストック仕様のMod.0、リトラクタブルストック仕様のMod.1、口径を6.5mmクリードモアに変更したMod.2がある。

 

Lambda Defence Mk48シリーズ 電動ガン
▲Mk48 Mod.0

 

Lambda Defence Mk48シリーズ 電動ガン
▲Mk48 Mod.1

 

 そんなMk48が電動ガンでついに登場する。台湾に本拠地を置く新興エアガンメーカーLambda Defence(ラムダディフェンス)が今回手掛けた電動ガンは、これらのバリエーションのうちMod.0とMod.1を再現したものだ。

 

スチール製で再現した圧倒的なリアリティと重量感

 

 一見するとMk46に似ているものの、実際に手に取ると7.62mm×51弾仕様ということもあり堂々とした外装と重量感に圧倒される。複雑な形状の外装パーツはほぼすべてがQPQ処理が施されたスチール製で、ボックスマガジンをあわせて11㎏オーバーという圧倒的な重量感を実現している。

 

Lambda Defence Mk48シリーズ 電動ガン
QPQ処理が施されたスチール製のレシーバーは左側に比べて右側が複雑な形状をしている。コッキングハンドル、ダストカバーは可動させることが可能

 

Lambda Defence Mk48シリーズ 電動ガン
M249はM16用マガジンが共用できたが、MK48はベルトリンクによる給弾方式のみとなっている

 

Lambda Defence Mk48シリーズ 電動ガン
グリップはM249から流用されたいわゆるSAWグリップが装着されている。トリガー周辺もM249と共通となっている

 

Lambda Defence Mk48シリーズ 電動ガン
バイポッドは実銃同様に展開と折り畳み、左右の振り、脚の伸縮が可能。脚は側面のロックボタンを押しながら伸縮させる

 

Mk48のオペレーションも楽しめる一挺

 

 チャンバーが設けられているアウターバレルは実銃同様に着脱可能。Mod.0とMod.1の違いはストック以外にハンドガードの形状も異なり、Mod.0にはキャリングハンドルが付属しない。バッテリーコンパートメントはハンドガード内に設けられている。

 

Lambda Defence Mk48シリーズ 電動ガン
バレルラッチを後方に押すとバレルアッセンブリーが引き出せる

 

Lambda Defence Mk48シリーズ 電動ガン
アウターバレルはワンピースのスチール製なのでこれだけでもかなりの重量がある。ロータリー式のホップチャンバーはバレル側に付属している

 

Lambda Defence Mk48シリーズ 電動ガン
Mod.0はロアハンドガード下面と放熱用の穴が開けられたアッパーハンドガードの左右上面にピカティニーレールが設けられている

 

Lambda Defence Mk48シリーズ 電動ガン
Mod.1はアッパーハンドガードはヒートシンク付きのM249タイプに換装され、ピカティニーレールは左右下面に設けられている

 

Lambda Defence Mk48シリーズ 電動ガン
バレルアッセンブリーを外すとハンドガード内のバッテリーコンパートメントにアクセスできる

 

Lambda Defence Mk48シリーズ 電動ガン
Mod.0はシンプルな固定ストック仕様

 

Lambda Defence Mk48シリーズ 電動ガン
Mod.1はショルダーレストが付属するリトラクタブルストック仕様

 

Lambda Defence Mk48シリーズ 電動ガン
Mod.1には持ち運び時に便利な折り畳み式キャリングハンドルが付属している

 

装弾数5,000発。濃い弾幕を張れ!

 

 内部メカはオーソドックスなスタンダード電動ガンだが、トリガーと連動した電動給弾方式を採用することでダイレクトな発射フィーリングが得られる。ナイロン製の外装に覆われたボックスマガジンの装弾数は5,000発。LMG/SAWらしい濃い弾幕を張ることができる。

 

Lambda Defence Mk48シリーズ 電動ガン
装弾数5,000発を誇る大容量の電動給弾式ボックスマガジン。トリガーに連動して給弾する方法を採用しており、電源は銃本体のバッテリーから供給される

 

Lambda Defence Mk48シリーズ 電動ガン
フィードカバーを開くと可変ホップアップ調整用のダイヤルにアクセスできる

 

Lambda Defence Mk48シリーズ 電動ガン
レシーバー右側にさりげなく刻印が施されている。Mod.1も実銃に「Mod.0」と刻印されており、それを忠実に再現している。マニュアルセーフティは実銃と同じくクロスボルト式でフルオートオンリーだ

 

 エポックメーキングなラムダディフェンスのMk48電動ガンシリーズ。アメリカ軍特殊部隊スタイルの方にとっては待望の製品化だが、取り回すにはそれなりに体力も必要だ。発売まで身体を鍛えて待とう。

 

Lambda Defence Mk48シリーズ 電動ガン
▲Mk48 Mod.0

 

Lambda Defence Mk48シリーズ 電動ガン
▲Mk48 Mod.1

 

※写真は試作品です。製品版とは異なる場合があります


 

Lambda Defence
Mk48シリーズ 電動ガン

 

DATA

  • 装弾数:5,000発
  • 価格:オープン
  • お問い合わせ先:プラウダ

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2021年8月号 P.20~23より抜粋・再編集したものです。

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