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2021/02/13

リトルアーモリー 「FIM92スティンガータイプ」を作ろう!

 

 トミーテックの1/12銃火器プラキット「LittleArmory(リトルアーモリー)」シリーズに、アメリカで冷戦期に開発され、現在も改良を重ね世界中で使用されている携行式地対空ミサイル、FIM92スティンガーがラインアップした。キットは発射機とミサイル本体、さらに周辺装備一式を細部に至るまで立体化しており、figmaと組み合わせてリアルなスティンガー運用シーンを再現できる。作例は各部の処理を丁寧に行なうことで、完成時の見映えを高める方向で製作したので、ご覧いただきたい。

 

リトルアーモリー 「FIM92スティンガータイプ」を作ろう!

 

LittleArmory FIM92スティンガータイプ

  • 発売元:トミーテック
  • 価格:¥3,200

※写真のfigmaは別売です。figma原型制作/ドラゴンクラフト

 

リトルアーモリー公式HPはこちら

 

パーツの平面出し

 

リトルアーモリー 「FIM92スティンガータイプ」を作ろう!
グリップストック部底面の合わせ目を平ヤスリやヤスリスティック(硬)で削って平面を出す。最初は粗目で一気に削ると平面を出しやすい

 

リトルアーモリー 「FIM92スティンガータイプ」を作ろう!
IFF装置やパフォーマンスインジケーターは少々ヒケが目立つので(写真左)、瞬着を盛って平面出しをした(写真右)。この後サーフェイサーを吹く。段差が大きい時はパテを使うとよい

 

リトルアーモリー 「FIM92スティンガータイプ」を作ろう!
サイト部のパーツは裏側に押し出しピン跡があるので、ナイフ等で削って仕上げる

 

クリアーパーツの接着

 

リトルアーモリー 「FIM92スティンガータイプ」を作ろう!
パフォーマンスインジケーターはクリアーパーツを汚さないように気をつけたい。先に窓の開いている表側を塗装して、裏側からクリアーパーツを水性アクリル接着剤で接着(付けすぎに注意)

 

リトルアーモリー 「FIM92スティンガータイプ」を作ろう!
接着剤がはみ出したら、乾燥する前に水を含ませたポリ筆などでそっと拭き取ろう。接着剤が乾いたら、窓よりひとまわり大きくマスキングテープで養生しておく

 

完成

 

リトルアーモリー 「FIM92スティンガータイプ」を作ろう!
完成したFIM92スティンガータイプ。キットはアメリカ陸軍で1980年代後半に採用されたFIM92CスティンガーRMPを再現し、訓練仕様のTHT、FHT、実弾仕様の3種を選択できる。作例では実弾仕様とした

 

リトルアーモリー 「FIM92スティンガータイプ」を作ろう!
ミサイルチューブ脇に装着されたスリット入りのIFF(敵味方識別)アンテナは、レーザーカットされた薄板パーツでリアルに再現されている

 

リトルアーモリー 「FIM92スティンガータイプ」を作ろう!
ミサイル本体はメタリックカラーを多用するので、色の境目は手間でもマスキングして、エアブラシや缶スプレーで塗ると仕上がりがきれいに

 

リトルアーモリー 「FIM92スティンガータイプ」を作ろう!
スティンガーの発射機とミサイル本体、運用装備一式。訓練や実戦、射撃や運搬状態などさまざまな運用状況を再現できる

 

リトルアーモリー 「FIM92スティンガータイプ」を作ろう!
figma 朝戸未世 夏制服ver.に持たせて射撃状態を再現してみた。腰周りにゴムバンドを巻いてAN/PPX-3A IFFインテロゲーターを装着し、ビニールチューブで発射機と接続している

 


 

 

リトルアーモリー ミニチュア ガンスミス スクールvol.3
2月15日(月)発売!!

 

 

 ここまででご紹介した「リトルアーモリー」の作り方をご紹介する製作How toガイド第3弾が登場!! 

 表紙は、製品版のパッケージアートも手がけている七六先生の描き下ろし! さらに特別付録として人気のHK416アサルトライフルとM320グレネードランチャー、そしてODカラーのライフルケース2個をモデル化した本書限定リトルアーモリーキット「416&M320タイプ+ODカラーガンケースセット」が付属する豪華版!!  こちらもお見逃しなく!!

 

製作・文:國谷忠伸/アームズマガジンウェブ編集部
©TOMYTEC

 

 

この記事は月刊アームズマガジン2021年3月号 P.180~181より抜粋・再編集したものです。

 

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