エアガン

2021/02/06

B.W.C.「キンバー デザートウォリアー モデルガン」製品レビュー

 

発火の楽しみも最上級!最新仕様のカスタム1911モデルガン

 

B.W.C.「キンバー デザートウォリアー モデルガン」製品レビュー

 

発火は究極の贅沢

 

 もともと発火性能の高いタニオコバのモデルガンGM-7をベースにビルドしたB.W.C.のモデルガンである。その性能が低いわけはない。さらに後加工やオリジナルのカスタムパーツ、実物グリップをてんこ盛りして完成しているのだから、リアリティも凄まじい。となれば、大事に大事にしたいのがマニアの心情であろう。だがしかし、このモデルは誘惑してくる。最新の実銃をリアルに再現したモデルガンが、火薬でリアルに作動するのだ。

 

B.W.C.「キンバー デザートウォリアー モデルガン」製品レビュー

 

 ガスをチャージすれば撃てるガスブローバックガンと違い、モデルガンはブローバック作動までの面倒なプロセスが色々ある。モデルガンでしか得られない音、衝撃、匂いを楽しむために、カートリッジをバラして火薬を詰めてマガジンに装填して、発火した後はちゃんとクリーニングして次の発火に備える…などなど。発火までに乗り越えなければならない手間と、なおさらそれが高級品となれば発火を楽しむ心のハードルが上がってしまうもの。ところが困ったことに、高級品として名高いB.W.C.のモデルガンは発火性能も高いのである。

 

B.W.C.「キンバー デザートウォリアー モデルガン」製品レビュー
一見するとエッジが落とされているようには見えないが、肌触りはとても優しい。そして、ツルツル滑って操作しづらいようなこともない。誇らしげな刻印もリアルな雰囲気だ

 

B.W.C.「キンバー デザートウォリアー モデルガン」製品レビュー
レールドフレームはしっかりキンバータイプ。表面処理はもちろんだが、エッジ部は落とされておりスムーズな仕上がりだ。これぞキンバーのキャリーメルトトリートメントである

 

B.W.C.「キンバー デザートウォリアー モデルガン」製品レビュー
トリガー周辺が最もメルトトリートメントがわかりやすいだろう。ブラックのトリガーも実銃同様である。ガスブローバックとはまったく異なるフィーリングもモデルガンの魅力だ

 

B.W.C.「キンバー デザートウォリアー モデルガン」製品レビュー
キンバータイプのアンビセーフティやグリップセーフティに、エッジが立ったメインスプリングハウジング。いずれもロストワックス製で、そのリアリティは質感だけにとどまらない

 

B.W.C.「キンバー デザートウォリアー モデルガン」製品レビュー
グリップはなんと実物純正のG10グリップだ。握り心地はまさに実銃同様。これにダブルキャップによる発火性能が加わるとなると、発火に対する誘惑は強烈だ

 

 高級かつ限定品と知りつつも、快調な発火アクションも楽しみたいという誘惑にはなかなか抵抗しがたいモデルだ。ここはひとつ「クリーニングをより丁寧にするから」と自分に言い聞かせて発火を楽しみ、究極の贅沢に浸ってほしい。

 

B.W.C.「キンバー デザートウォリアー モデルガン」製品レビュー

 

DATA

  • 全長:225mm
  • 全高:152mm
  • 全幅:36mm
  • 重量:700g
  • 装弾数:8発
  • 価格:¥158,000(限定20挺)
  • お問い合わせ先:B.W.C. TEL03-5828-8848

 

TEXT:モロ☆/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2021年3月号 P.96より抜粋・再編集したものです。

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