2020/10/03
ウエスタンアームズ「ガスブローバックガン コルトガバメント Pre70リアルスチールver.」製品レビュー
古き良き1960年代のコマーシャルモデル
シリーズ70前のガバメント
第二次世界大戦のために製造を中止していたガバメント・コマーシャルモデルが生産再開されたのは1946年だとされる。大きな変化が表れるのは1970年で、その年からシリーズ70が発売されるのだ。その直前まで作られていたのが、1954年から1970年にかけて製造されていた通称プレ70モデルである。
それまでと違ったプラスチックグリップと、違った刻印が特徴とされる。そして、省力化が盛り込まれていたシリーズ70とは異なり、多くの手作業によって作られていたという。つまりクラフトマンシップあふれる古き良き時代のガバメントというわけだ。
特徴の1つのプラグリップ。メダリオンがなく、ねじの回りにリングがあり、両サイドに帯のあるタイプ
刻印は1954~70年にかけてのものを再現している
WAではプレ70を作るにあたり、グリップや刻印だけでなく、仕上げに象徴されるクラフトマンシップまでも再現することにした。そのためにリアルスチールver.はピッタリだった。素材の違いを問わず手間を掛けて丹念に磨き上げ、ブルーイング処理を行なった後、さらに磨き上げて仕上げるという手法により、金属の質感と、使い込んでブルーがかすれた感じまで再現した。
メタルチャンバーカバーは磨き上げられてシルバーに輝く
ハンマーはブルーイング処理のあと両側面をシルバーに磨き上げている
塗装では再現できないリアルなスチール感。現代のポリマーガンとはひと味もふた味も違うスチールガンの魅力を存分に堪能して欲しい。
DATA
- 全長:216mm
- 全高:140mm
- 全幅:34mm
- 重量:887g
- 装弾数:21発
- 価格:¥40,000
- お問い合わせ先:WA渋谷店
TEL03-3407-5922
TEXT:アームズマガジンウェブ編集部
PHOTO:須田壱(スタジオゼット)
MODEL:本上みらの
HAIR & MAKE UP:伊達美紀
撮影協力:SEALs サバイバルゲームフィールド
この記事は月刊アームズマガジン2020年11月号 P.85より抜粋・再編集したものです。