エアガン

2020/09/01

CYBERGUN「デザートイーグル.50AE ガスブローバックガン」製品レビュー

 

樹脂製で史上最強リアルなマグナムオートの決定版!?

 

CYBERGUN「デザートイーグル.50AE ガスブローバックガン」製品レビュー

 

 独自の.50AEという弾薬を使用するモデルがトップモデルとして君臨しているデザートイーグル。ハイパワーな弾薬を使用するだけでなく、他のハンドガンとは一線を画するパワフルなデザインがガンファンのハートを掴み、国内でも様々なメーカーが製品化しているが、海外メーカーのCYBER GUNより決定版ともいえるモデルが世に放たれる。しかも、日本国内で堂々と流通できる樹脂製モデルとしてである。そのリアリティに舌を巻いた。

 

CYBERGUN「デザートイーグル.50AE ガスブローバックガン」製品レビュー

 

 海外市場では随分と前から、商標権や意匠権の保護は積極的に行なわれている。そのため、実銃メーカーと契約を結んで製品化する例が非常に多い。これはリアルに再現したいエアガンメーカーと、商標権や意匠権という資産を守りつつ利益に繋げたい実銃メーカーの利害が一致しているからこそ成立するのである。リアリティの追求だけでなく、銃器業界の利益にも繋がっているのだ。

 

CYBERGUN「デザートイーグル.50AE ガスブローバックガン」製品レビュー

もともと設計はマグナムリサーチによるもので、製造はイスラエルのIMI(後のIWI)が担当していた。現在では製造もマグナムリサーチが担当している

 

CYBERGUN「デザートイーグル.50AE ガスブローバックガン」製品レビュー

ワンピースタイプのグリップに踊るマークは鷲を模っている。このグリップがリアルに再現されたのも、このモデルが初めてではないだろうか

 

 CYBER GUNはマグナムリサーチの正規ライセンス品としてこのモデルを再現しており刻印も非常にリアルである。また、サイズも実銃どおりのサイズとなっており、握った感覚もリアル。樹脂製なので軽量かと思いきや、それなりの重量感があり、作動も非常に迫力がある。

 

CYBERGUN「デザートイーグル.50AE ガスブローバックガン」製品レビュー

驚異的なスライドストロークを誇る。実銃とほぼ同じストロークを再現しているのだ。マグナム弾の大きな薬莢を排出するためにこれだけのストロークを必要とする

 

 驚くのは、それなりのサイズがあるスライドをしっかり動かしてホールドオープンまで可能にしているブローバックユニットだ。国内メーカーのガスブローバックとスライドの前後スピードは遜色ない。それだけの性能を誇りながら、外観をはじめとしたリアリティはモデルガン並みといえる。分解方法も実銃同様なので、交換用バレルを発売する等のカスタムビルドも可能なのだ。

 

CYBERGUN「デザートイーグル.50AE ガスブローバックガン」製品レビュー

一般的なプレシュート式ブローバックを採用しているが、他のモデルでは見られないほどの大口径かつロングストロークなシリンダーユニットだ

 

CYBERGUN「デザートイーグル.50AE ガスブローバックガン」製品レビュー

マガジンも.50AE仕様を再現している。実銃の装弾数は7発で、残弾確認孔も再現している。ガスの容量が非常に多いのも、作動性能の一助になっている

 

CYBERGUN「デザートイーグル.50AE ガスブローバックガン」製品レビュー

エアガンではあまり関係のない部分だが、ボルトの突起がバレルと噛み合うロータリーボルト方式のボルトフェイスを可能な限り再現している

 

 トリガーメカニズムはシングルアクションで、キレのいいフィーリングが魅力的だ。惜しむらくは可変ホップが六角レンチによる調整である点だろうが、それ以外の魅力がホップの欠点を補ってあまりある。

 

CYBERGUN「デザートイーグル.50AE ガスブローバックガン」製品レビュー

フィールドストリップしたところ。ディスアセンブリーレバーを操作すると、まずバレルが外れ、その後スライドとスプリング&ガイドが一体で外れる

 

 国内の法規制を準拠した樹脂製というだけでなく、様々な可能性を秘めたこのモデルは、ガスブローバックハンドガン史上のマイルストーンになりかねない1挺である。

 

CYBERGUN「デザートイーグル.50AE ガスブローバックガン」製品レビュー

 

DATA

  • 全長:260mm
  • 重量:1,060g
  • 装弾数:26発
  • 価格・発売時期:未定
  • お問い合わせ先:CYBERGUN

 

TEXT::モロ☆/アームズマガジンウェブ編集部

 


この記事は月刊アームズマガジン2020年10月号 P.28~29より抜粋・再編集したものです。

 

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