2020/09/08
「次世代型」のサブマシンガンをピックアップ !!
月刊アームズマガジン10月号では、サブマシンガンを誕生した時代によって「次世代型」「プレ次世代型」「モダン」「オールドスクール」の4つのカテゴリーに分類して紹介した14ページにわたる特集を掲載。そんな各カテゴリーにおけるサブマシンガンの特徴と進化の歴史を辿った特集から、「次世代型」についてダイジェストでお送りしよう。
ARROW ARMS
APC9-K電動ガン
76年ぶりにアメリカ軍に採用された次世代型サブマシンガンを電動ガンで再現
スイスのB&Tが開発したサブマシンガン「APC-9」の小型版がこのAPC-9Kである。アメリカ陸軍によって採用されたばかりのホットなモデルである。サイズ感は直接のライバルといえるMP5Kと近しいが、内蔵されたリトラクタブルストックやM4系に近しいインターフェイスなど、次世代型サブマシンガンとして仕上げられている。携帯性に優れるディメンションと、そのサイズに見合わない拡張性はまさに次世代型というに相応しい。
ボリュームあるレシーバーと短い全長から構成されるシルエットはとても特徴的だ。低い位置にあるバレルと、その軸線上に配されたストックにもモダンな印象を受ける
SCARを思わせるチャージングハンドルを引くとボルトが後退し、ホップ調整ダイヤルにアクセスできる。短いながらもフロントのレールはアッパーも含め4面ともに配されている
- 全長:400mm/585mm(ストック伸長時)
- 重量:2,240g
- 装弾数:ロング110発/ミドル80発/ショート65発
- 価格:オープン
- お問い合わせ先:キンワ
e-mail:sales@kinwa-co.jp
ASG
CZ Scorpion EVO3A1電動ガン
サソリのネーミングが復活!CZが誇る最新サブマシンガン
デンマークに拠点を置くASGが再現した電動ガンがこのCZの次世代型サブマシンガンだ。CZとオフィシャルライセンスドモデルとしてディテールや刻印などリアルに再現。アサルトライフルをそのままダウンサイジングしたかのようなフォルムが特徴だ。内部メカニズムもこだわっており、高度な電子制御によりセミ、3点射バースト、フルオートが可能だ。コッキングレバーは左右入れ替え可能で、ボルトもホールドオープンできる。
あのCzが開発した新世代SMGであるスコーピオンEVO3。ガッチリとしたストックによってしっかりと構えることができ、プライマリーウェポンとしての素質は充分だ
ストックは右側に折りたたまれる。実銃はこの状態からでも射撃することができる。ストックはワンアクションで展開可能だ
- 全長:435mm/623mm(ストック伸長時)
- 重量:2,400g
- 装弾数:75発
- 価格:¥63,800
- お問い合わせ先:セキトー
e-mail:info@sekito.co.jp
KRYTAC
KRISS VECTOR FDE電動ガン
独創的なメカニズムが特徴のアメリカ生まれのサブマシンガン
実銃のKRISS VECTORが発表されてから、早いもので10年以上が経過している。いまだにSMGの最先端を走っているこのモデル、その先進性は他の追随を許さない。ボディがツートーンのモデルはあったが、全体がFDE化されたのは今回が初めて。レールやトリガー、セレクターなどはブラックフィニッシュで、非常に精悍なスタイルである。カラーリングだけでなく、手にした時に感じる剛性感もまた、所有欲を満たしてくれる1挺である。
ピストルグリップの位置が高く、銃を支えるフロント部が低いデザインは非常に特徴的だ。構えた際に荷重の多くがフロント部分に掛かるので、実はハンドリングしやすい
実銃ではグロックと共通のマガジンを使用するが、電動ガンでは専用のマガジンを使用する。マグキャッチの位置はハンドガンのそれを踏襲するポジションにあるのが特徴的だ
- 全長:445mm/665mm(ストック展開時)
- 重量:2,600g
- 装弾数:95発
- 価格:¥62,800
- お問い合わせ先:ライラクス
http://www.laylax.com/
TEXT:毛野ブースカ、モロ☆/アームズマガジンウェブ編集部
撮影協力:ビレッジ2
この記事は月刊アームズマガジン2020年10月号 P.50~53より抜粋・再編集したものです。