2020/06/29
ARROW ARMS「B&T APC9-K 電動ガン」製品レビュー
アメリカ陸軍に制式採用された次世代サブマシンガン
※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。
サイレンサーやマウントベースの製造からはじまり、現在では銃器メーカーとしても活動しているスイスのB&T。APC9-K(APC9-K PRO)はB&Tを代表する次世代型サブマシンガンであり、アメリカ陸軍のSCW(サブ・コンパクト・ウェポン)プログラムに提出され、SIG MPXやH&K MP5などのライバルを押さえてサブマシンガンとしては約77年ぶりに制式採用された。
実銃のAPC9-K。B&TのSMG専用サイレンサーが装着されている以外は電動ガンと同じパーツ構成で非常にコンパクトなのがわかる(PHOTO:SHIN)
ARROW ARMSはこのいちばんホットなモデルを電動ガンで初めてモデル化した。直線基調で飾り気のない質実剛健なフォルムやマークを忠実に再現。アッパーレシーバーはCNCアルミ削り出し、ロアレシーバーは強化樹脂製。アンビコントロールレバーやアサルトライフルと同様の操作性など、次世代型サブマシンガンの特徴を備えている。バージョン2タイプのメカボックスには電子トリガーシステムが内蔵されている。
ロアレシーバー左側には社名と銃名、原産国名がマーキングされている
サブマシンガンらしい小ぶりなエジェクションポート。口径やシリアルナンバーがマーキングされているダミーボルトはチャージングハンドルを引くと後退してホップダイヤルが露出する
セレクターレバーはM16系と同じく90度下方に回転させるとセミオート、180度回転させるとフルオートとなっている
実銃のサイティングシステムと同じT2タイプのドットサイトが付属
マガジンは写真左からショート(65発)、ミドル(80発)、ロング(110発)の3タイプが標準装備されている
実銃はレシーバーやストックなどがモジュラー化されており、シチュエーションに応じたカスタマイズができることから今後のバリエーション展開が期待できる。実銃同様、軽量でコンパクトな電動ガンが欲しかった方にお薦めの1挺だ。
DATA
- 全長:400mm/585mm(ストック伸長時)
- 重量:2,240g
- 装弾数:ロング110発/ミドル80発/ショート65発
- 価格:オープン
- お問い合わせ先:キンワ
e-mail:sales@kinwa-co.jp
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2020年8月号 P.20~21より抜粋・再編集したものです。