2020/05/13
KRYTAC「KRISS VECTOR FDE」製品レビュー
待望のカラーバリエーションが登場!
初のフルFDEフィニッシュ
実銃のKRISS VECTORが発表されてから、早いもので10年以上が経過している。いまだにSMGの最先端を走っているこのモデル、その先進性は他の追随を許さない。
特徴的なフォールディングストックや、厚みのあるレシーバーが非常に特徴的だが、それ以上にこのデザインの優秀さはピストルグリップに現れている。他のSMGと比較すると、ピストルグリップが上部に位置しており、構えた時に自然とサポートする側、つまり銃口に近いフォアエンド方向にウエイトが掛かるようになっているのだ。このモデルを構えた瞬間に「撃ちやすい」と感じるシューターも多いだろう、その理由がこのデザインなのである。
ピストルグリップ直上には、セーフティが設けられている。画像がセーフティオンのポジション。マーキングが現れるのでわかりやすい
バットプレートが低い位置にあるのもKRISS VECTORの特徴。これも構えやすさの一助となっている
スクエアに近い特徴的なデザインのフラッシュハイダー。実銃は.45口径を採用していることもあり、なかなか迫力のあるハイダーである
KRYTACのKRISS VECTORについては、以前はアッパーとロアのレシーバーがツートーンになったモデルはあったが、全体がFDE化されたのは今回が初めてだ。レールやトリガー、セレクターなどはブラックフィニッシュで、非常に精悍なスタイルである。手にした時に感じる剛性感もまた、所有欲を満たしてくれる1挺である。
DATA
- 全長:445mm/665mm(ストック展開時)
- 重量:2,600g
- 装弾数:95発
- 価格:¥62,800
- お問い合わせ先:ライラクス
TEXT:モロ☆/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2020年6月号 P.100より抜粋・再編集したものです。