エアガン

2020/07/01

Archwick「Mk13 Mod.7 エアコッキングガン」製品レビュー

 

アメリカ海兵隊が制式採用した最新のスナイパーライフルを再現

 

Archwick「Mk13 Mod.7 エアコッキングガン」製品レビュー

 

M40シリーズに代わるスナイパーライフルとして採用

 

 アメリカ海兵隊のスナイパーライフルといえばM40シリーズが有名だが、2018年から新たに制式採用したのがMk13 Mod.7だ。

 

Archwick「Mk13 Mod.7 エアコッキングガン」製品レビュー

 

 いかにも現代風でカスタムライフルのようなスタイルのこのモデルは、M40シリーズでは一貫してレミントンショートアクションレシーバー+7.62mm×51弾だったが、これに代わってレミントンロングアクションレシーバー+.300ウインチェスターマグナム弾のコンビネーションとなり、有効射程は1,300mとなっている。

 ストックは一気に近代化し、キーモッドハンドガードに折りたたみ仕様のアキュラシーインターナショナル製AICSを採用している。独自のスタイルを貫いてきたアメリカ海兵隊がこのライフルを採用したことは大きな話題となった。

 

Archwick「Mk13 Mod.7 エアコッキングガン」製品レビュー

Mk13 Mod.7のアイコンとなっているAICSはアキュラシーインターナショナルとの正式契約により形状、機能に至るまで忠実に再現されている

 

Archwick「Mk13 Mod.7 エアコッキングガン」製品レビュー

最新型のAICSを象徴するキーモッドレールシステムとレールシステム先端まで延びたトップレール

 

Archwick「Mk13 Mod.7 エアコッキングガン」製品レビュー

ボルトハンドルは大型化・ストレートタイプとなり素早く正確なボルト操作が得られる。マニュアルセーフティは従来と同じ

 

内部パーツはVSR-10シリーズと互換性あり

 

 エアコッキングガンでこのMk13Mod.7を製作したのが、台湾のエアガンメーカーArchwickだ。実銃から正確にトレースし、アキュラシーインターナショナルとの正式契約により特徴的なストックをフォルム、機能ともに忠実に再現。VSR-10シリーズと互換性を多数持たせた主要パーツはCNC削り出し、インナーバレルとホップパッキンは東京マルイ規格(VSR-10&GBB)となっている。

 トリガーシステムは前倒れシア式を採用し、キレのあるトリガープルを実現。ボックスタイプのマガジンはハンドガード内に収納されており外観を崩さないように工夫が凝らされている。

 

Archwick「Mk13 Mod.7 エアコッキングガン」製品レビュー

使用するマガジンは装弾数50発のVSR-10準拠マガジンだが、デタッチャブルマガジンがダミーで再現されている

 

Archwick「Mk13 Mod.7 エアコッキングガン」製品レビュー

ロングアクションレシーバーやツイスト状のフルートが入ったシリンダーなどCNC切削から再現。内部パーツの多くはVSR-10に準拠しておりチューニングしやすくなっている

 

 このスタンダードタイプに加えてバレル長が短いMk13-Cも用意されている。アメリカ海兵隊好きはもちろんボルトアクションライフル好きにもグッとくるモデルだろう。

 

Archwick「Mk13 Mod.7 エアコッキングガン」製品レビュー

※写真のスコープ、マウントリング、バイポッドは別売です

 

DATA

  • 全長:990mm/1,235mm(ストック展開時)
  • 重量:4,200g
  • 装弾数:50発
  • 価格:¥85,000
  • お問い合わせ先:G.A.W.

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
PHOTO:須田壱(スタジオゼット)
MODEL:本上みらの
HAIR&MAKE UP:伊達美紀
撮影協力:ビレッジ2

 


この記事は月刊アームズマガジン2020年8月号 P.78~79より抜粋・再編集したものです。

 

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