2020/03/25
リトルアーモリー「M870タイプ ハードウッド」を作ろう!
トミーテックの1/12銃火器模型「LittleArmory(リトルアーモリー)」シリーズに、ポンプアクション式ショットガンの代名詞ともいえるM870が加わった。製品は28インチ、18.5インチ、14インチと3種のモデルをセットにし、ウッドストック&フォアエンドのオールドスクールなスタイルを再現している。作例ではホームディフェンスタイプをベースとしてTR-870にカスタマイズしているので、その改修過程を中心にご紹介していこう。
- 発売元/トミーテック
- 価格/¥1,600
※「figma 朝戸未世 夏制服 ver.」「figma 椎名六花 夏制服 ver.」「figma 豊崎恵那」「ガンズアクセサリーA」は別売です。
TR-870への改修/マガジンチューブ
ホームディフェンス(18.5インチ)とガンズアクセサリーAのウェポンライトを使ってTR-870(「月刊アームズマガジン2019年9月号」に実銃記事掲載)に改造してみよう
実銃記事のTR-870にバレルクランプは付いていなかったので削り落とす。このままだと加工しにくいので、まず結合部を切断
マガジンキャップ(ローレット加工されている部分)をガイドにしてマガジンチューブを切り離す。これで加工しやすくなる
ナイフで削ぎ取ったあと、ヤスリで仕上げる。曲面を削りすぎて平面にしないように
ウェポンライト内蔵フォアエンドの製作
まずキットのフォアエンド後部を切って長さを詰める。斜めにならないようにマスキングテープをガイドにするといい
使用するウェポンライトはやや全長が長いので後部を切断し、フォアエンドに接着。この時ライトが変な方向を向いていないように前後左右から確認しよう
フォアエンドを銃から外し、ライトとフォアエンドをパテで一体化し整形していく。スイッチのディテールは薄いプラ板を貼って再現。フォアエンド内側は丸棒ヤスリなどで少し拡げておくと、塗装後も可動させられる
リアサイトの製作
TR-870のリアサイト(ゴーストリングサイト)を再現する。まず適当な大きさのプラ板を接着してベース部を作る
ベース部の形状をヤスリで整形したら、ガンズアクセサリーAのリアサイトから先端を移植し、ゴーストリングサイトを再現する
ベース部にピンバイスで軽く穴を彫ってそこにゴーストリングサイトの先端部分を差し込むように接着すると強度が出る
【アームズマガジンウェブ編集部レビュー】
1/12という細かいモデルに更に手を加えるという超精密作業そのものに敬意を表したい。加工しやすい材質とはいえ、テクニックやノウハウは当然必要となってくるだろう。それらを乗り越えて手に入れるリアルさは、この銃たちに対する愛情を更に深いモノにしてくれるだろう。完成した姿を思い描きながらカスタム作業する時間は、非常に豊かなモノだ。
製作・文:國谷忠伸
編集部レビュー:アームズマガジンウェブ編集部
©TOMYTEC
この記事は月刊アームズマガジン2020年4月号 P.128-129より抜粋・再編集したものです。