2020/03/13
極寒の雨の中開催! コンバットLARPイベント
近接戦闘特化LARPの世界~サバゲ創造のススメ~
千葉県のサバゲーフィールドBEAMで近接戦闘に特化したコンバットLARPイベント「ダブルナイトストーリー第2幕」が開催された。当日はあいにくの雪がパラつく極寒の中ではあったが、多くの参加者が集まった。
ダブルナイトストーリーの世界を創る主催とその仲間たち
開催日:1月18日(土)
開催地:BEAM
主催:ちょこぷりん、りょうちゃん
参加人数:約50人
PHOTO:ヨハンそん
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日本ではあまり馴染みがないが海外では大規模なイベントが開催される「LARP(Live action role-playing game)」という遊びがある。今回のこのイベントは、その「LARP」の中でも近接戦闘に重きを置いた「コンバットLARP」と区別されるものだ。参加者は、ファンタジーな世界の住人になりきって、呪文や剣を振るってなりきりの戦闘を楽しむわけだ。
通常のサバゲーとは異なるのはBB弾は飛び交わないということ。飛び道具で該当するものといえば「弾弓」と呼ばれるゴムボールを発射する弓が唯一の飛び道具になるだろう。あとは、決められた呪文を唱えれば、ゴムボールなどを投げることができる。
寒い中、思い思いの恰好をして受付をする参加者たち
参加者の恰好はさまざま。好きな恰好で参加ができるのが魅力的♪
パラつく雪もなんのその! 当日は極寒にもかかわらず約50人の近接戦闘好きなサバゲーマーたちが集まった。各々が映画やアニメ、ファンタジーの世界に出てきそうな服装・装備に身を包み、手には柔らかい素材でできた剣や槍を携えて、普段はBB弾が飛び交うサバゲーフィールドを縦横無尽に駆け回っていた。
戦闘が始まると森林のサバゲーフィールド中で声が響き渡る
いたるところで剣と盾のぶつかり合いが起きていた。中世の戦場にタイムスリップしたみたい
使う武器もスポンジブレードや柔らか素材の槍までさまざま
普段使っているサバゲーの装備でも参加が可能。盾とスポンジブレードの組み合わせもGood‼
近年はとくに近接戦闘に特化したイベントに対する需要が増えてきたと感じる。それは、今回のイベントに出てくるスポンジブレードやEpic Armoury製のLARP武器、はたまた、光剣を使ったイベントなど、サバゲーフィールドを使った新しい楽しみ方が定着を見せてきたからだと考える。
もちろん、撃ち合いのサバゲーについても需要は確かにある。ただ、普段とは違ったドキドキとワクワクをその場の雰囲気を創る人が提供できなければ、飽きられて他の楽しい遊び場へ行かれてしまうのだ。
「弾弓」を使ってシューティングを楽しむ参加者もいた
BB弾を握りしめて呪文を唱えれば投げられるとのこと。早口で呪文を唱える参加者もいた
イベントには女性の方々も多く、イベント内での撮影会などで参加者同士、交流を楽しんでいた
冷え込んだ気温の中、お茶がメイドさんより振る舞われていた
ダブルナイトストーリーは、遊ぶことが好きな2人の主催者とその2人を支える仲間たちが創ったワクワクとドキドキを楽しめる新しい場だといえよう。これからもこういったドキドキとワクワクを提供できる楽しいイベントが生まれてくることを切に祈りたい。
寒さを跳ねのけて楽しんでいた戦士たちへ乾杯!!
TEXT:モエガミ
この記事は月刊アームズマガジン2020年4月号 P.211より抜粋・再編集したものです。