エアガン

2020/02/22

【リアルガンレポート・前編】SIG MCX Rattler & Olympic Arms OA-93

 

5.56mm×45弾を使うアサルトライフルを限界まで短くしたアサルトピストル、古い読者なら「パトリオットピストル」というとピンとくるかもしれない。まるでデフォルメしたかのような見た目のインパクトはバツグンだ。今回は実用性云々では語り切れないアサルトピストルの魅力に迫った。

 


最新型のアサルトピストルであるMCX Rattler(写真手前)と90年代生まれのOA-93(写真奥)。OA-93にはピストルブレースを取り付けた。

 

アサルトピストル?

アサルトライフルのスタンダードであるM16の銃身長は20インチであり、これに対して携行しやすく車両の乗り降り等がしやすいようにバレルを短くしたM4カービンのバレル長は14.5インチ。今回紹介するアサルトピストルはさらに短く、5.5 ~ 6インチまでバレルが短縮されている。なお、このカテゴリーに明確な名称はないので、ここではアサルトピストルと呼ぶことにする。

 

オリンピックアームズOA-93

 

SIG MCX RattlerとオリンピックアームズOA-93は、ともにアサルトライフルであるSIGMCXと、オリンピックアームズが製造するAR15をピストルサイズまで極端にバレルを短縮した過激なモデルである。バレルを短縮することで小型化には成功しているが、短くしたことによってその威力は大幅に低下している。

 

SIG MCX Rattler

 

これはバレルが短いために火薬の燃焼ガスが弾頭を銃身内で加速しきる前にマズルから

出てしまうためであり、余った火薬の燃焼ガスは銃口から吹き出し大きな火炎とともに音を発生させる。そのため、アサルトピストルを撃つとマズルフラッシュとマズルブラストを楽しめる。5.56mm口径のアサルトライフルをここまで短くするのは実用面からみると疑問も浮かぶが、独特のスタイルと撃って楽しいのがアサルトピストルの魅力である。

 

【アームズマガジンウェブ編集部レビュー】

古くからのファンには懐かしいオリンピックアームズのOA-93だが、動揺のコンセプトのモデルがSIGからも登場しているとは驚きだ。この二挺にはどういった違いがあるのだろうか?次回の中編ではMCX Rattlerにスポットを当ててみる。

 

 

TEXT&PHOTO:SHIN

編集部レビュー:アームズマガジンウェブ編集部

 

 


この記事は月刊アームズマガジン2020年3月号 P.116-123より抜粋・再編集したものです。

 

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