エアガン

2020/02/05

エラン「ガルシアモデル コルトライトウエイトコマンダー.38スーパー」製品レビュー

 

.38スーパー口径のコマンダーをモデルガンで初再現

 

エラン「ガルシアモデル コルトライトウエイトコマンダー.38スーパー」製品レビュー

 

●刻印は「SUPER.38 AUTOMATIC」

 

 コルトガバメントといえば.45ACPが一般的だが、.22LRや9mm×19などのバリエーションも存在する。そんなバリエーションの中でも有名なのが.38スーパー弾を使用するモデルだ。

 

エラン「ガルシアモデル コルトライトウエイトコマンダー.38スーパー」製品レビュー

 

 主な特徴としては口径にあわせて細くなったバレルと内径が絞られたバレルブッシング、スライド左側の口径表示が「SUPER.38 AUTOMATIC」となり、専用マガジンが付属する。この.38スーパー口径のコマンダーが登場する映画として知られているのがサム・ペキンパー監督の『ガルシアの首』(1974年)だ。劇中では何挺かのガバメントモデルを使い分けているのだが、その中の1挺が.38スーパー口径のコマンダーだという。

 今回エランが再現したコルトライトウエイトコマンダーはこの映画に登場する.38スーパー弾のプレ70モデルをイメージ。エランのモデルガンとしては.45ACP以外の口径は初となる。

 

 

エラン「ガルシアモデル コルトライトウエイトコマンダー.38スーパー」製品レビュー

プレ70のコマンダーがチョイスされ、スライド左側の口径表示が「SUPER.38 AUTOMATIC」となっているのが特徴

 

エラン「ガルシアモデル コルトライトウエイトコマンダー.38スーパー」製品レビュー

.45ACP弾仕様に比べて細身で段差のない.38スーパー弾仕様のバレルと専用のバレルブッシング

 

エラン「ガルシアモデル コルトライトウエイトコマンダー.38スーパー」製品レビュー

シルバーのチャンバーカバーに施された刻印も「COLT SUPER.38 AUTO」だ

 

エラン「ガルシアモデル コルトライトウエイトコマンダー.38スーパー」製品レビュー

テールの短いグリップセーフティ、リングハンマーなどコマンダーらしいパーツ構成

 

エラン「ガルシアモデル コルトライトウエイトコマンダー.38スーパー」製品レビュー

プレ70を象徴する中央にランパントコルトがモールドされたマーブルタイプのグリップ

 

 

●専用の.38スーパーDUOカートリッジが付属

 

 .38スーパー弾仕様を再現するにあたりエランは単純にスライドやチャンバーカバーの刻印などを変更するだけではなく、特徴的なバレルやバレルブッシング、マガジンを新規で製作。さらに.38スーパー弾をイメージしたDUOカートリッジが付属。不発やジャムのないストレスフリーの豪快かつシャープなブローバックアクションが体感できる。

 ここまで忠実に.38スーパー弾仕様が再現されたことはなく、ガバメントマニアならコレクションに加えておきたい1挺だ。

 

 

エラン「ガルシアモデル コルトライトウエイトコマンダー.38スーパー」製品レビュー

BIGSHOTの協力により開発された.38スーパー弾を再現したDUOカートリッジ。もちろんダブルキャップ火薬仕様だ

 

エラン「ガルシアモデル コルトライトウエイトコマンダー.38スーパー」製品レビュー

.38スーパー弾にあわせてデザインされたマガジン。装弾数は9発

 

 

エラン「ガルシアモデル コルトライトウエイトコマンダー.38スーパー」製品レビュー

 

DATA

  • 全長:200mm
  • 全高:138mm
  • 全幅:32mm
  • 重量:940g
  • 装弾数:9発
  • 価格:¥198,000
  • お問い合わせ先:エラン

 

 

TEXT:毛野ブースカ

 

 


この記事は月刊アームズマガジン2020年3月号 P.86より抜粋・再編集したものです。

 

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