2025/12/28
What's Next Glock Gen6発表イベント
米国進出40周年記念イベントで発表されたGen6ピストル
Text & Photos by Terry Yano
前回の記事で、グロックが12月6日に公式発表したGen6(第6世代)の製品群についてお知らせした。今回は、2025年12月4日に一部の業界関係者らを招いて開催された新製品発表イベントである“What’s Next”の様子をリポートしよう。
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このイベントへのお誘いメールが届いたのは10月21日のことで、これはVシリーズに関する情報漏洩に対してグロックが公式見解を発表した日の午後のことだ。グロック米国法人の本社/工場にメディア関係者を招いて新製品の発表を行なうということで、2023年の12月1日に開催された“BEHIND THE BARREL”(ビハインド ザ バレル)を思い出す。それに招かれたのは十数人で、実際に参加したのは私も含めて8人という小規模なものであった。各種メディア関係者の他に、射撃インストラクターやハンティングガイド、ホルスターメーカーなど多様な職業から選ばれていたことは興味深い。
今回のお披露目イベントに参加した銃器業界関連者は私も含めて72人、前回の8人と比較すると実に9倍もの規模となっている。今回もどういった基準で選ばれたのかは不明で、海外から来た参加者も含まれていたが、当然のことながらVシリーズの情報漏洩で業界を騒がせた銃砲店のオーナーは招かれていない。
参加者が案内された大きな部屋にはスライドプレゼンテーションが準備されており、オーストリアのグロック本社から来られたカトリン・グロック(Kathrin Glock)取締役会長の姿も確認できた。プレゼンの司会進行を務めたのは、チームグロックのリーダーであるシェイン・コーリー氏(Shane Coley)だ。

ここでは、1986年に設立されたグロック米国法人が40周年を迎える2026年度の新製品として、Gen6(第6世代)のグロックピストルである最初の3種が発表された。G17 Gen6、G19 Gen6、G45 Gen6の特徴に関しては、写真/キャプションや前回の記事を参照していただくとして、従来モデルからの変更箇所は基本的にエンドユーザーからのフィードバックを反映させた結果とのこと。
プレゼンテーションの後、参加者はA・B・C・Dの4グループに分けられ、私の属するグループCはまずテクニカルブレイクダウン(Technical Breakdown)のセッションのために別の建物に向かい、そこでGen6の特徴と内部構造に関する講義を受けた。各テーブルにはGen5とGen6のハンドガンが1挺ずつ用意されており、解説を聞くだけでなく手に取りながら違いを確認できたことは貴重な体験だ。参加者が特に注目したのは、MOSに代わるオプティックレディシステムと新型のエキストラクターで、後者のためにGen5までの従来型とはスライドの分解方法が異なる点は留意したい。
ここから6点の写真は、後に触れるコンテンツクリエイションのセッションで撮影したものだ。これはG17 Gen6で、ダストカバーはG19/G45と同じ長さとなっており、Gen5におけるG47 MOSのようなシルエットとなっている。
フレーム上部中央付近にはサポートハンドのサムレストが、フレーム後部にはビーバーテイルが設けられたほか、トリガーガード下部の付根はアンダーカット形状となって更にハイグリップしやすくなり、従来型より若干高くされたスライドストップ周りのリッジによって手がスライドストップに干渉して不本意に作動する可能性も減少した。トリガーは新型のフラットフェイスで、トリガーリーチも短くなっている。
スペックの公称値は全長が8.03インチ(204mm)で全高は5.47インチ(139mm)、銃身長は4.49インチ(114mm)でマガジン装弾数は17発、未装填重量は680gだ。
全長 7.28インチ(185mm)、全高 5.04インチ(128mm)、銃身長 4.02インチ(102mm)、15連マガジン、未装填重量は640g(以上公称値)。
グリップ部にパームスウェルが設けられていることや、改良された滑り止めパターンがモールドされていることなどはG17 Gen6と同様だ。
全長 7.44インチ(189mm)、 全高 5.47インチ(139mm)、銃身長 4.02インチ(102mm)、17連マガジン、未装填重量 655g (いずれも公称値)。
G17 Gen6のフレームアッセンブリーにG19 Gen6のスライドアッセンブリーを組み合わせたクロスオーバー的な製品だ。
Web Editor補足: 手のひら(Palm)によりフィットしやすいように、グリップの一部が膨らんだ(Swell)形状をパームスウェル(Palm Swell)といいます。今回のGen6では左右のグリップの中央部がやや膨らんでおり、この部分を指しています。


