2025/12/27
ハートフォード S&W M1899 4インチ MODELGUN

S&Wダブルアクションスイングアウトリボルバーの原点がモデル1899だ。S&WのKフレームのファーストモデルに相当するが、現代のKフレームとの違いは大きい。これを正確に再現したモデルガンが現在発売中だ。だがその製造数はわずか100挺に過ぎない。
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S&Wがスイングアウトシリンダーリボルバーを発表したのは1894年のことだ。製品化はその2年後の1896年で、この時S&Wは小型Iフレームの.32口径モデルを市場に送り出した。しかし、この.32 ハンドエジェクターの評判は悪かった。だから、さっぱり売れず、1903年まで足かけ8年製造されたが、その数はわずか19,712挺に留まる。
この時、S&WはそのIフレームを世に出すことで、改善すべき点を洗い出し、次のKフレームの完成度を高めていくことを選択したらしい。
フロントサイトはクラシックなハーフムーンタイプ(カマボコ型)だ。
そして1899年、満を持してKフレームを世に送り出した。これこそがS&Wの自信作だ。Iフレームで問題であったシリンダーストップの位置と構造を改め、ハンマーと連動するようにし、エジェクターロッドを改良、スイングアウトの操作性を改善、さらにリアサイトの位置を変更している。
またKフレームリボルバーの登場に併せて、新たな弾薬、38S&Wスペシャルを開発、世に送り出した。
このKフレームリボルバーと38S&Wスペシャル弾は、そのどちらもがリボルバーの歴史を大きく変える存在へと発展する。Kフレームリボルバーは、126年が経過する今も、ダブルアクションリボルバーの基本形であり、38S&Wスペシャル弾も、リボルバー用弾薬のスタンダードと言える存在になった。
S&Wはこの組み合わせが、軍用としても警察用としても最適だとして、このKフレームリボルバーを“Military & Police”と名付けた。軍用としては普及しなかったが、警察では広く使われるようになっていく。
もちろん、Kフレームはその時点ではまだ完璧ではなかった。僅か16年の間に、First Model(Model of 1899)、Second Model(Model of 1902)、Second Model First Change、Model of 1905、Model of 1905 First Change、Model of 1905 Second Change、Model of 1905 Third Change、Model of 1905 Forth Changeと目まぐるしく改良が加わっていった。
さらにその後も何度か改良を加えながら、現在もS&W Kフレームは製造されている。S&WはKフレームのデザインを元に、その他のJフレーム、Lフレーム、Nフレーム、Xフレーム、Zフレーム(Governor)、改良型Iフレーム、Mフレーム(IフレームとMフレームはもう無い)を開発していったが、それらはすべてKフレームのサイズ違いに過ぎない。
そんなS&Wダブルアクションスイングアウトリボルバーの原点に相当するKフレームファーストモデル(Model of 1899)のモデルガンが、2025年9月にハートフォードから限定販売された。その時に製品化されたのは5インチ仕様であったが、12月にはその4インチ仕様の限定販売が始まっている。
現行のKフレームリボルバーとの大きな違いは、エジェクターロッド先端を保持するロッキングボルトがバレル下部に無いこと、また内部のハンマーリバウンドシステムのパーツ形状が異なることと、リバウンドのスプリングがコイルではなく板バネであるということだ。
製造数はわずか100挺で、12月に50挺を販売、2026年1月に残り50挺を販売する。既に発売を開始しているので、欲しい方は今すぐハートフォード東京店に問い合わせて頂きたい。

ハートフォード
スミス&ウエッソン モデル1899 4インチ
全長:230mm
銃身長:4インチ
重量:496g(カートリッジ込)
装弾数:6発
撃発方式:シングル&ダブルアクション
価格:\49,500(税込)
発売時期:12月中旬(限定100挺)
お問い合わせ:ハートフォード東京店
Gun Pro Web 2026年2月号
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