2025/10/27
タナカ S&W PC M29 7.5インチ コンプハンターHW Ver.2

S&Wのファクトリーで最初の量産型44マグナムが完成したのは1955年12月29日だ。あれから70年が経過しようとする現在でも、44マグナムはS&Wリボルバーのフラッグシップといえる存在であり続けている。これはそんな現代の44マグナムバリエーションのガスガンだ。
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“S&Wリボルバーのフラッグシップは何か”と考えると、それは44マグナムのモデル29シリーズではないだろうか? 2025年10月現在のラインナップで、同社のリボルバーを口径別に分類すると以下の数となっている。
22LR 6機種
22マグナム 4機種
32H&Rマグナム 5機種
357レジェンド 1機種
357マグナム 43機種
38スペシャル 26機種
9mmパラベラム 3機種
10mmオート 3機種
41マグナム 1機種
44マグナム 16機種
410、45コルト、45ACP 2機種
45コルト 1機種
460 S&Wマグナム 6機種
500 S&Wマグナム 6機種
数の上では357マグナムや38スペシャルの方がずっと多い。しかし、ハンドガン市場はセミオートマチックが圧勝という状況にある現在、357マグナムや38スペシャルが実用に供される機会は激減している。コンシールドキャリーの世界ではJフレームが使われているが、それも主流とは言い難い。
それに比べ、44マグナムはハンティングのバックアップガン、あるいはそれをメインとするピストルハンティング用として好まれている。500S&Wマグナムや460S&Wマグナムの方がはるかにパワフルではあるが、銃自体が大き過ぎ、ハンティング時にキャリーするだけでもかなりの負担だ。現在、44マグナムが16種類もあるというのは、この口径が機能と実用性のバランスがうまく取れているからに他ならない。
というわけで、S&Wリボルバーにおける現在のフラッグシップは44マグナムなのではないだろうか。
タナカはそんなS&W 44マグナムを数多く製品化している。今回の製品はパフォーマンスセンター 7.5インチ コンプハンターで、ロングバレルの先端に一体型コンペンセイターを配置し、フロントサイトをダブテイルで装着、バレル下部のエジェクターロッドシュラウドを滑らかなラインで仕上げたものだ。
素材はヘビーウェイト樹脂を使用し、剛性と重量感をアップさせた。またこれはバージョン2なのでスムーズ作動とリアルな刻印も楽しめる。トリガーは表面を滑らかに仕上げたストップ付きセミワイドで、ダブルアクションでの射撃に最適だ。グリップはお馴染みのHOGUEタイプのラバーで、手にしっかりと馴染む。
7.5インチのヘビー級リボルバーは、構えた時の手応えも強烈だ。この7.5インチ コンプハンターでターゲットシューティングを大いに楽しんで頂きたい。

タナカ
S&W M29 パフォーマンスセンター 7.5インチ “コンプハンター” ヘビーウエイト バージョン2
全長:300mm
重量:約1,060g
装弾数:13発
主要材質:HW樹脂+亜鉛ダイキャスト
フレームタイプ:Nフレームスクエアバット
仕様:ペガサス式ガスリボルバー
価格:\40,480(税込) 好評発売中
お問い合わせ先:タナカ
Gun Pro Web 2025年12月号
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