2019/10/11
BCM/Vickers Tactical Training Carbine 2019【前編】
Mk2アッパーレシーバー!最新モデルをスクープ!
BCMは元米陸軍デルタフォースであり、銃器のエキスパートでもあるラリー・ヴィッカーズと彼のブランドである「ヴィッカーズタクティカル」をコンサルタントに迎え、BCM /ヴィッカーズタクティカルモデルを展開している。
今回はヴィッカーズタクティカルがBCMとコラボレーションした「トレーニングカービン」モデルの最新型と、BCMがこれまでのアッパーレシーバーの弱点を克服した新型「MK2 BCM」アッパーレシーバーの生産モデルをスクープすることができた。それでは各部の特徴を紹介していこう。
ハンドガードはBCM KMR。キーモッドパターンだがM-LOKパターンも好みで選べる。軽量で細身のハンドガードのフリーフローティングタイプだ。バレルは軽量なスリムプロファイル。
「BCM MK2」アッパーレシーバーは、スタンダードなM4アッパーレシーバーと同じ要素を保ちながら、発射時に歪みが発生するエジェクション部分の強化を目的として開発された。
スタンダードなワンサイドコントロールのみとなっているシンプルなロアレシーバー。そして最新型「MK2 BCM」アッパーレシーバー。ドットサイトはエイムポイントマイクロシリーズをチョイス。
エジェクションポートの開口部分を中心としてアッパーレシーバーは発射の度に捻られるようにして変形する。そのため、アッパーレシーバー左側、エジェクションポートの反対側の肉厚を増すことで強度を向上させた。
[アームズマガジンウェブ編集部レビュー]
特徴的なデザインのアッパーレシーバー、その形状の効果も本文中で言及している。実銃のカスタムビルダーとしても名を馳せるShinならではの鋭い切り口が冴え渡る。このモデルが生まれた背景や、ハンドガードや細かい部分に至るまでの詳細な解説は、このトレーニングカービンを深く理解するのに役立つはずだ。
TEXT&PHOTO:SHIN
編集部レビュー:アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2019年11月号 P.46〜53より抜粋、再編集したものです。