エアガン

2019/09/03

G&Gアーマメント「ガスブローバックガンGTP9 JPバージョン」製品レビュー

 

ハイレベルなユーザビリティと実射性能 G&Gアーマメントらしさが光る一挺

 

G&G アーマメント「ガスブローバックガンGTP9 JPバージョン」製品レビュー

※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。

 

●クロスボルト式セーフティを採用

 

 発売前から話題を呼んだG&GアーマメントのガスブローバックガンGTP9が発売された。今回は実射可能な製品版を入手できたので、あらためてその特徴を探っていこう。まず外観は、現代を代表するタクティカルハンドガンを参考にしたG&Gアーマメントのオリジナルデザイン。大きめのセレーションや開口部の広いエジェクションポート、軽量化が施されたスライドは、ユーザビリティとデザイン性を両立させている。

 クロスボルト式マニュアルセーフティはハンドガンで採用されるのは極めて珍しい。慣れが必要だが、トリガーフィンガーで確実に操作できる。

 

 

G&G アーマメント「ガスブローバックガンGTP9 JPバージョン」製品レビュー

スライドストップは操作しやすい位置まで伸ばされている。クロスボルト式のマニュアルセーフティは左側から押してオン、右側から押すとオフになる

 

G&G アーマメント「ガスブローバックガンGTP9 JPバージョン」製品レビュー

オリジナルのフロント/リアサイト。フロントサイトには凸形状のホワイトマーク

 

G&G アーマメント「ガスブローバックガンGTP9 JPバージョン」製品レビュー

リアサイトのノッチは凸形状となっており、左右にホワイトラインが入っている

 

G&G アーマメント「ガスブローバックガンGTP9 JPバージョン」製品レビュー

2種類付属するバックストラップは下方にスライドさせると交換できる

 

 

●使いやすさを裏切らない実射性能

 

 スリムなグリップはバックストラップが交換でき、手の小さい方でも握りにくいと感じることはないはず。アングルはガバメントなどに近く、ツーハンドホールドで構えた際に違和感なくサイトインできる。サイトは正確さと素早いサイティングを両立した独創的なデザイン。実射してみるとブローバックはスピーディーで、小気味よいリコイルショックが手首に伝わる。アウターバレルは金属製だがフロントヘビー感はなく、グリップアングルのよさとあいまって連射してもコントロールしやすい。

 

 

G&G アーマメント「ガスブローバックガンGTP9 JPバージョン」製品レビュー

シルバーフィニッシュのアウターバレルは金属製。バレルプラグを外すとサイレンサーなどが装着できるアタッチメント(11mm逆ネジ)が現れる

 

G&G アーマメント「ガスブローバックガンGTP9 JPバージョン」製品レビュー

ホップアップはバックストラップに内蔵されている専用ツールを取り出し、マズルに差し込んで調整する

 

G&G アーマメント「ガスブローバックガンGTP9 JPバージョン」製品レビュー

ホップアップ調整範囲は120段階となっており、反時計方向に回すとホップのかかりが強くなる

 

G&G アーマメント「ガスブローバックガンGTP9 JPバージョン」製品レビュー

ダイキャスト一体成型のマガジン。装弾数は22発

 

G&G アーマメント「ガスブローバックガンGTP9 JPバージョン」製品レビュー

手応えのあるリコイルショックとスピーディーなブローバックはシューターのエモーショナルな部分に訴えかける。撃つことの楽しさも十二分に味わえる

 

 

 エアガンとしての機能性と実射性能の両立を図ったGTP9。G&Gアーマメントが求めるハンドガンの姿が凝縮された1挺だ。

 

 

G&G アーマメント「ガスブローバックガンGTP9 JPバージョン」製品レビュー

 

DATA

  • 全長:220mm
  • 重量:770g
  • 装弾数:22発
  • 価格:オープン
  • お問い合わせ先:ホワイトハウス 03-3697-0212

 

 

TEXT:毛野ブースカ

 

 


この記事は月刊アームズマガジン2019年10月号 P.96より抜粋・再編集したものです。

 

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