2026/07/17
フィールドを駆ける! サバイバルゲームの装備を研究しよう!!「Devil Doc」
SURVIVAL GAMERS LABORATORY
![]()
Devil Doc
サバゲーマーを取材し、注目の装備を研究するコーナー「サバゲーマーラボラトリー」。今回ピックアップするサバゲーマーは、Jet DesertFox(ジェット・デザートフォックス)。
対テロ戦争(GWOT)に従軍した米海軍退役軍人であるジェット・デザートフォックスは、チャンネル登録者数156万人のYouTubeチャンネル「DesertFox Airsoft」のDesertFox AirsoftおよびエアソフトイベントDesertFox Eventsの創設者でありメインパーソナリティである。チャンネルを通じて最新のエアガン、装備、各種技術面に関する詳細な情報に加え、シューティングスポーツ界全体のタイムリーなニュースや洞察を提供している。
彼のそんな装備を研究し、その魅力を今回はお伝えしていこう。
SURVIVAL GAMER:Jet DesertFox
![]()
FMF (Fleet Marine Force) Hospital Corpsman
ジェット・デザートフォックスは、2006年にアメリカ海軍に入隊、2007年には第2海兵隊兵站群第2戦闘兵站大隊に所属、FMF(Fleet Marine Force) Hospital Corpsman(艦隊海兵隊病院衛生兵)としてイラクに派遣された退役軍人である。海軍の衛生兵ながら海兵隊の前線部隊に配属され海兵隊隊員と同等の戦闘スキルを保有する専門技術を持つ水兵である。その経験と知識は、実銃からエアガン、各種装備に至るまで独自の視点でのレビューが多くの視聴者から支持を得ているのだ。
![]()
GUN&EQUIPMENT
![]()
2002年からサバゲを始めたジェット・デザートフォックスは退役後、2009年にゲームオーガナイザーとしてアメリカのエアガン業界で働き始めた。2014年にエアソフトYouTuberになり、それ以来一貫してこの業界に関わっている。自身のYouTubeチャンネル「DesertFox Airsoft」では、アメリカ独自のエアガンジャンルである「Milsim(ミリシム)」を専門に扱っている。彼自身のミリシムイベントを開催するほどミリシムにはこだわっている。
![]()
仮想の軍事作戦をサバゲフィールドで展開することを目的とするMilitary Simulation(ミリタリー・シミュレーション)の略称であるミリシムは、自国と敵国の設定や作戦内容、指揮系統や火器管制など現実に即した戦闘体験が行えることから、アメリカのみならず世界中で人気があるゲームスタイルである。ミリシムで使われる装備は、ゲームルールで定められた最大数のマガジンを携行することを考慮してセットアップされている。
![]()
American Milsim United Federal States (UFS)におけるジェット・デザートフォックスのAOR1装備は、会場となる砂漠地域を意識してセットアップされている。
ユニフォームのトップスに、暑い砂漠環境で体を涼しく保つために設計されたVelocity Systemsラグビーシャツを着ている。着用の感想としては、コンバットシャツよりも軽量で、吸湿発散性に優れているとのことだ。ボトムスは。通常のユニフォームよりも軽量な素材で作られているBorn Primitive OPアサルトパンツを着用している。
ヘルメットは、予備の迷彩ネット素材で作った自家製スクリムで覆ったMTEK FluxにEARMOR M32ヘッドセットを専用アームで装着して発火式手榴弾の爆発音から耳を保護している。ヘルメット背面には、Tactical Tailor MSWバッテリーポーチを装着して、POVカメラの外部バッテリーを収納している。自家製スクリムは這わせたバッテリーのケーブルを隠し、枝などの突起物に絡まるのを防いでいる。
アイプロテクションには、アイプロテクションメーカーBloc TacticalのLynxを使用しており『このアイプロテクターは、私が今まで使った中で最高の曇り止めコーティングが施されています』とジェット・デザートフォックスが言うほどお気に入りだそうだ。
背面に装備されたHaley Strategic Flatpack Plusの中には、1日分の水(約2~3リットル)、予備のBB弾約1,500発、Odin BBローダー、予備の発火式手榴弾(合計約8個)を収納している。
![]()
JPC 2.0 SET UP
![]()
①プレートキャリアは、コヨーテブラウンのCRYE Precision JPC 2.0を使用。JPC2.0は、CRYE Precisionのプレートキャリアのフラッグシップモデルと言うべきJPC(ジャンパブル・プレート・キャリア)の改良型として、フロントパネルのマガジンポーチ部のパネル化、クイックリリース機構、バックパネルの装着可能なギミックがあげられる。前面にはコヨーテブラウンのM4マガジン用のCRYE Precision AVSフラップを装着している。
②カマーバンド左側にコマンドネットラジオを収納するためのTactical TailorのMSWラジオポーチとElite Force Skirmish Kill Ragを装着。Elite Force Skirmish Kill Ragは、中にあるRed Dead Rag(ヒットされたことを示す赤い布)を展開が非常に簡単で、伸縮性のあるポーチに素早く収納できる。
③カマーバンド右側にHSGI POLYMER TACOライフルポーチとEG67発火式手榴弾2個を収納したHSGIユーテイリティポーチを装着している。
④カンガルーポーチは、Haley Strategicのマルチミッションハンガーをチョイス。モバイル機器の持ち運びと下半身の保護に使用している。
BELT KIT
ベルトはコヨーテブラウンのLBXタクティカルのアサルターベルトを使用。メス面フックで覆われた硬質ナイロン素材でできたパンツベルト用インナーベルトと外周を2列のMOLLEウェビングオス面フック、内側がインナーベルトを覆うためにオス面フックで覆われたアウターベルトのベルトシステムになっている。
Assault Rifle
*写真は海外で撮影したものです
![]()
写真撮影が行われたイベントで使ったライフルは、機械式HPAガスシステム「Polarstar Kythera」エンジンを搭載したCYMA SR16E3である。12gのCO2カートリッジで、約500発のBB弾を発射可能だが、ジェット・デザートフォックスはゲーム終了時か作動が鈍くなった時にCO2カートリッジを交換するそうだ。
![]()
![]()
Handgun
*写真は海外で撮影したものです
![]()
ハンドガンはUmarex Elite Force Glock17 Gen5を使用。グロックシリーズは、海外でも人気機種で多くのプレイヤーのサイドアームとして活躍している。スライドに搭載されたOsight S2レッドドットは、実銃シューターも愛用する非球面レンズを採用したエンクローズドタイプのマイクロドットサイト。ハンドガンのスライドに載せて運用するには最適なサイズである。
![]()
ライフルとハンドガンを意図的に12gのCO2で作動するように設計されているモデルを運用しているのは、ライフルとハンドガンそれぞれ異なるパワーソースを持ち運ぶ必要をなくすためだという。
![]()
ラスベガスで開催されるショットショー、カリフォルニアで開催したミリシムイベントなどアメリカ国内だけでなく、来日して日本でもサバイバルゲームを体感するなどその活動範囲は幅広い。
ジェット・デザートフォックスのYouTubeチャンネルで彼がアメリカで主催するミリシムを見ると、スタイリングの参考になるミリシムプレイヤーを数多く見ることができる。さらに退役軍人であるジェット・デザートフォックスのサバイバルゲーマーとしての動きや声を出しての味方とのコミュニケーションの取り方は、参考になるものが多かった。
![]()
![]()
『アームズマガジン読者の皆様、初めまして、ジェット・デザートフォックスです。私の装備が皆さんにとって有益な情報となり、役に立ったと感じていただければ幸いです。私のYouTubeチャンネルやソーシャルメディアは、継続的に有意義な情報を発信しているのでそちらも是非ご覧ください。お時間を取って読んでいただき、ありがとうございました。どこかのフィールドでお会いしましょう』
今後も多くのユーザースタイリングをご紹介していくのでお楽しみに!
TEXT:Ghost(Ghost in the Dark)
MODEL:Jet DesertFox Del Castillo
PHOTO:Billy Chadwick from BCA Photography
SPECIAL THANKS:
DesertFoxAirsoft、リーパータクティカル
この記事は月刊アームズマガジン2026年8月号に掲載されたものです。
※当サイトで掲示している情報、文章、及び画像等の著作権は、当社及び権利を持つ情報提供者に帰属します。無断転載・複製などは著作権法違反(複製権、公衆送信権の侵害)に当たり、法令により罰せられることがございますので、ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。

