2025/12/12
M4カービンの系譜の起点「CGS T8 SP SYSTEMS COLT XM177E1 LS＆COLT XM177E2 LS ガスブローバック（COLT Licensed）」
MACV-SOGなどで使われたカービンモデルの元祖
XM177といえばコルトM4A1カービンのご先祖様にあたるモデルであり、ベトナム戦争時代にMACV-SOG（ミリタリー・アシスタンス・コマンド・ベトナム-スタディーズ・アンド・オブザベーションズ・グループ＝南ベトナム軍事援助司令部付研究・観察グループ）などによって使われたM16A1のショートバージョンである。CAR-15 SMGの改良版として登場したXM177E1（M609）は10インチバレル仕様だったが、XM177E2（M629）は、11.5インチバレル仕様となった。
どちらも大型フラッシュハイダー、円筒形ハンドガード、フォワードアシストノブ付きA1タイプレシーバー、2ポジションリトラクタブルストックが採用されている。X＝エクスペリメンタル（試験的、ちなみにEもエクスペリメンタル）という名称のとおりアメリカ陸軍に制式採用されなかった。MACV-SOGなどで使われたり、試験採用的・非正規的な採用背景から特殊部隊の銃としてのイメージが強い。CGS T8 SP SYSTEMSはCAR-15やM16A1に続いてXM177シリーズもガスブローバックガン化。
コルトとの正式契約によりバレル長だけではない両銃の違いがリアルに再現されているので資料的な価値もある。ベトナム戦争時の特殊部隊装備にこだわるならぜひ両方ともにコレクションに加えておきたい。
CGS T8 SP SYSTEMS
COLT XM177E1 LS＆COLT XM177E2 LS ガスブローバック（COLT Licensed）
DATA
- 装弾数：22発
- 価格：オープン
- お問い合わせ先：キンワ e-mail：sales@kinwa-co.jp
※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
TEXT：毛野ブースカ／アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2026年1月号に掲載されたものです。
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